戦争映画ですが、激しい銃撃戦が続くようなものではないです。 爆撃で家族を失ったポレット、ポレットは死についてあまり分かっていないようで、 ポレットを喜ばせるために、ミシェルは十字架を集め始めるのですが、 犬の死体から始まり、十字架を立てるためにひよこを殺したり、墓から盗んだりしてしまうのです。 ただポレットを喜ばせたいために十字架を集めるミシェルの姿がすごく切ないです。 作品を知らない人でも1度は聞いたことのあるギターのあのメロディが悲しい雰囲気を引き立てます。 戦争はこんなところにまで影響を及ぼすのかと思ってしまいました。 反戦映画の名作の一つです。
1952年フランス映画、アカデミー外国映画賞受賞作品、貧困そして残酷という名の現実は幼い少年と少女まで容赦なく飲み込んでゆく、残酷な現実を描いた名作中の名作、脚本も素晴らしいですが、子役の特に女の子の演技が素晴らしいです!、ラストがとても切なく強く印象に残っています、現実はこうも恐ろしいものなのでしょうか、、、。
亡くなって10年以上経過しましたかね、イエペスは可也来日しました。彼はNHKのインタビューで「禁じられた遊び」は私が作曲して母に贈ったものだ、と断言していたが一般的には現在でも「古い民謡」としか認知されていない。しかし乍らこの曲のお陰でどれだけギター人口が増えたことか計り知れない。名画禁じられた遊びは古いカタロニア民謡やラモーの二つのメヌエット、ド・ヴィゼーの組曲二短調から抜粋などを加え、セゴビアの助言も聞きながら完成し、世界中にイエペスの名を轟かせた訳ですね。このディスクには「おはこ」の名品ばかり、特にサンスのスペイン組曲は彼が良く取り上げる曲で生粋のスペイン音楽家と感じさせる一面だと思います。
さまざまな聴き方ができます。BGMとして使えるし、ようく耳を澄まして聴く価値もあります。 クラシックギターファンでなくても、クラシック音楽ファンなら所有していて当然の一枚です。値段も手ごろです。
イエペス大先生はクラシックギター界の2大巨匠の1人であると個人的には考えています。もちろん、セコビア様は凄まじいのでありますが、大先生は多弦ギターを駆使し、民謡から現代音楽までを網羅するスパーおじいちゃん! テクニックはもちろん超一流だが、情緒的でもう惚れ惚れします。 今回2枚組みで、DISC1は民謡中心の小曲。2は協奏曲が聴け、1石2鳥の痛快アルバム。 こんなおじいちゃんに憧れてしまいます。
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