「名曲」だけを集めたCDなら誰も買わない。だってあちこちのCDに収録されてるから、アニソンファンなら今更買う必要がない。あえてマイナーな「隠れた名曲」をセレクトしてくれた本CDは、まさに「究極のアニソンCD」!「いくぜ!イッキマン」…昔レコード持ってたなぁ!何年越しでCD化された事か(喜)!「北海道の、明日は晴れだぜ!!」
海外では「ロボテック・シリーズ」の第2世代を描いた作品として再構成され著名ながら、国内では酷評の上、本放送から30周年に当たる2014年を迎えても再放送は勿論、回顧だにされない不遇の作品です。
前世紀の古書籍ですから、Amazon
データベースを補足すると共に、以下に目次を掲載します。
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データベース補足★
発行年月日:1984年《昭和59年》7月10日(火曜/大安吉日) 初版第1刷
ページ数:全119頁+巻末目次1頁 (うちカラー108頁)
雑誌区分:MOOK (ムック本)
シリーズ:This is Animation,The select No.10
(ジィス・イズ・アニメーション、ザ・セレクト 第10号)
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【目次】
§巻頭/折込み描き下ろしポスター §
3P: ジャンヌ & マリー & ラーナ群像 (作画:湖川友謙)
6P 《3P裏面》サザンクロス軍・組織図と部隊章(海軍除く)
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9P: サザンクロス軍・3人娘【The Trio Female Soldiers】
10P: ジャンヌ・フランセーズ
15P: マリー・アンジェル
20P: ラーナ・イザヴィア
25P: サザンクロス軍・ファイターズ(男性兵士編)
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41P: バトル・オブ・スーパーメカニクス
(スパルタス/ローガン/オーロラン 可変機動兵器3形態のカラー図ほか機動兵器、航空機多数)
50P: アートスペース(背景
美術集)
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54P: サザンクロス・ソング集(主題歌、挿入歌、エンディング主題歌の紹介)
76P: ヴォイス・オブ・サザンクロス(主要声優の紹介)
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79P: 初期設定では内山 亜紀だった!
79P:《Room-1》特別企画漫画「サザンクロス誕生と内山キャラ不採用まで〜」
87P:《Room-2》「内山 亜紀」による3人娘・初期キャラクター設定原画
89P: オリジナル・イラスト・ランド
98P:「内山亜紀」画廊
100P: サザンクロス(笑)・ワールド
104P: ジャンヌ・きせかえセット(作画:しのざき 嶺)
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105P: From Stuff Room
106P:《Act.1》主要
スタッフ座談会
112P:《Act.2》主要
スタッフ発言集
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118P: プラモデル・コレクション
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冒頭の ジャンヌ/ラーナ/マリー のキャラ紹介及び経歴等のページは、表紙に「かがみ☆あきら」(故人)、ビーボゥ(大屋 正宏)、「みんだ・☆なお」(眠田 直)、「森野☆うさぎ」、「オーヤ☆舞」氏等の趣味全開のイラスト満載。
19頁の「森野☆うさぎ」作画の鞭(ムチ)を持った黒レザー、胸V字カット、ヒモ留め水着姿の「マリー」には、当時の同人漫画誌の空気を感じます。
ロリコン漫画作家「内山 亜紀」初期稿にはオムツを履いた、どうみても5〜6歳の女児にしか見えない小学生「ムツキ」という原画が掲載されていますが、もし採用されていれば、現在であれば放送倫理規準上大変なことになったと思われます。
本書は締め切りの都合上、第3話までのフィルムしか使えなかった為、表題通りまさに作品冒頭を紹介した「プレビューガイドブック」の内容で、ムック本に不可欠な作品網羅性には問題があります。
具体的には、作品後半の主要キャラクター「ムジカ・ノヴァ」の決定デザインの画稿は掲載されてませんし、作品後半に登場するメカのデザイン画は、辛うじて「オーロラン」のカラー3形態図はあるものの未掲載メカも散見され、当然ながら各話エピソードも掲載されていません。
総じて当時の第1次ロリコン同人作家ブームにあやかり作品を盛り上げようと、設定資料や第1話〜3話のフィルムから早まってデッチ上げた『商業同人誌』の域を出ない作りですが、参加同人漫画家の描き下ろしイラストは豪華ですので、同人イラスト集としては興味を持たれる方も居るのではないでしょうか。
一方で本書の資料本としての価値は、主要
スタッフ座談会にあります。
ゾル軍逃亡兵「サイフリート・ヴァイス」視点で物語る『白土 三平』氏作品「カムイ伝」風の初期構成・脚本案の記述、本作が脚本家デヴューの「川崎 知子」氏や「庄司 奈穂子」氏の貴重な写真露出、「鳥海 尽三」(故人)の座談会に於ける思想を垣間見せる貴重な発言記録が評価点でしょう。
また模型ファンにとっては、3クール予定が2クール未満の23話に短縮された影響で遂に発売されなかった 今井科学(株)開発の主役可変戦闘車輛《陸戦ロボット》「完全変形 1/48 スパルタス」、さらには LS、有井製作所 の「シルフィード」や「キマイラ」戦闘機、輸送機や艦艇まで企画されていた試作木型写真にあります。
これらは巻末に配され、また粗末な紙質の白黒写真ながら、未発売モノや当時のキャラクター模型に郷愁を感じる利用者には貴重であり、入手価値があると思います。
アニメ好きの友人に勧められてこの作品を見ました。マイナーな
タイトルだったのでまったく期待せずに見たのですがこれはおもしろい!
登場するキャラクターに魅力があり、第1話から引き込まれていきます。ストーリーはありがちなパターンですが、無理がなく自然に入り込んでいきます。
これを機に次はマクロスとオーガスも見てみようかと思っています。