Rを使い始めて2ヶ月までの方や、よく使う関数をわかっていない方に有用かと思います。
目からうろこ *100。本当にありがとうございます。
私は我流でしたのでいろいろな良い方法を
この本で指摘していただき、Rの使用がずいぶん楽になりました。
かみ砕いた説明も多く、この人は本当にRパッケージを理解しています。
ビミョーな本も多い中での良書なので、星*5とさせて頂きました。
日本人のように、わかりづらい言い回しで書くことが高尚だと思っているひとが
書いた本より、
英語を訳していただいた本が相当わかりやすい。
R-TIPSのような、関数を逆引きできる本と併用するのが良いと思います。
『月と六ペンス』のストリクランドは、
タヒチのジャングルでまさに芸術と心中する壮絶な最期を遂げますが、そのモデルとなったゴーガンの場合、果たしてどうだったのでしょう。『ノア・ノア』は、ゴーガンの
タヒチ滞在の約二年間を綴った紀行文です。そして、ここには美しい
タヒチしか描かれていません。
タヒチの山奥に分け入り、原始の自然の中、現地の人たちとともに暮らす。なによりも彼には愛する妻テフラ(何と13歳)がいた。まさに
タヒチは、ヨーロッパの俗悪を逃れ辿り着いたゴーガンにとっての約束の地、最後の楽園・・・だったはずなのですが。紀行は、テフラとの愛を謳い上げた直後、突然、何の予告もないまま、「私は
フランスへ帰らねばならなくなった」と、バッサリ終止符が打たれます。あれっ、今までの愛の暮らしは何だったのよ?ゴーガンの
フランス帰国の事情は巻末解説にありましたが、要するに金の問題だって。結局、「文明人」であったゴーガンは、ヨーロッパへの未練たらたらだっということ?これ読んで
タヒチに移住したい(あるいは、東南アジアのどこか)とか思ってしまうおじさんもいないこともないと思いますが(わたしは半分その気になったぞ)、やめときましょう、所詮、この世に楽園なんてないのですから。
金持ちの親を持った者は死ぬまで何不自由なく暮らし、貧乏な家に生まれた者は生涯貧しい生活を強いられる、社会の階層化が進んだ1970年代初頭のイギリス。しかしそれよりも問題なのは、貧しい者は、まだ若いうちから将来の貧しい自分が見通せてしまう、そんな閉塞した状況であったのだろう。
そんな中で自分に貧しい人生を押し付ける社会を全面的に否定しそれと正面を切って立ち向かっていく5人の若者のドキュメンタリー。
彼らが結成したパンクバンドは、活動期間26ヶ月、発売したアルバムたった1枚ではあったが、英国はおろか世界中をパンクの渦に巻き込んでゆく。パンク・ロックの原点を目の当たりに出来る、そんなDVDである。
近年、日本も1億総中流幻想が崩壊し、富める者がますます富み貧しい者はさらに貧しくなる、そんな社会になりつつある。こういった流れのままで本当にいいのか、考えさせられる作品だ。
とってもおススメ、☆5つです。