「それでは、また明日」 ソルファ頃のアジカンを思い出してしまう曲調です。今までのアジカンスタイルもありつつ、新しいアジカンスタイルもあって何度聴いても飽きません。 カッ
プリングの「冷蔵庫のろくでもないジョーク」は潔さんが作曲ということでまた違った一面のアジカンを堪能できます。 DVDは3曲とも遥か彼方ですけど雰囲気が全く違います。 遥か彼方2003-2012は若きアジカンや今のアジカン、髪が短いゴッチや髪が長いゴッチ、懐かしきΩゴッチが見れます。 是非、手にとってみてはいかがでしょうか。
ASIAN KUNG-FU GENERAT
ION2年3ヶ月ぶりの7枚目のアルバム。
昔『ファンクラブ』という内面の暗闇に対して向かい合った作品を出していますが、今作は『ファンクラブ』とは真逆の外側の現状に対して向かい合った印象を受けました。
まず歌詞は前作『マジックディスク』からさらに磨きがかかったものになっています。
前半の「All Light Part2」「1.2.3.4.5.6.Baby」「AとZ」などを例に挙げると日本語,数字,
アルファベットなどを上手く使った言葉遊びはリズム感があり、ユーモアと音の気持ち良さがあります。
続いて曲は今回は各メンバー全員がアルバムに作曲参加しています。
今まで喜多さん,山田さん作曲はありましたが、潔さん作曲はアルバム初収録です(この作品の前に出たシングル『それではまた明日』のB面「冷蔵庫のろくでもないジョーク」が潔さん初作曲となる。こちらも良い曲!)
各メンバーの楽曲が合わさって全体的にバラエティー豊かになっています。潔さんの「AとZ」は今までのアジカンにはない曲で新鮮さを感じます。
最初に外の現状に対して向きあった印象と書きましたが、歌詞の内容は震災以降の現状に対しての社会への皮肉や戸惑う人々への愛情の両方を歌った内容になっています。
今作を聴いていて後藤さんは戸惑い悩みながら歌詞を作ったんだろうなと感じさせられました。その作品を通して聴き終わった時に感じたのは、救いのない現状の中から微かに生まれた希望でした。
こんな時だからこそAllLight!と力強く歌う後藤さんは頼もしくカッコイイ。
「踵で愛を打ち鳴らせ」もシングルの時よりアルバム通して聴いた方が希望に溢れてて凄く良いです!
変わらずアジカンは魅力的でカッコイイバンドだと改めて思い知らされる一枚!