この
タイトルに相応しい快心の演奏!!
ラ・カンパネラに始まり、イゾルデの愛と死まで
ヴィルトゥオーゾのために書かれた曲をヴィルトゥオーゾが演奏すると、CDでも、ここまで魂を揺さぶるのか。
斎藤雅広のライブは、聴衆を魅了する・・・。
なぜなら、そこにドラマがあるから・・・。
このアルバムからは、それぞれの曲に込められたメッセージを忠実に表現しきろうとするピアニストの真摯な叫びにも似た音楽が聴こえてくる。
「マイ・ロマンス」や「アラウンド・ザ・ワールド」に収められているポエジーな小品とは明らかに違う取り組みのようだ。
その表現力とテクニックの違いに、このピアニストの底力を感じる。
今後のアルバムが楽しみなピアニストの一人。