42歳の主婦の「私」は、死別した親友がタイムカプセルに入れた缶入りドロップを舐めたところ、15歳の少女に2時間17分だけ戻ってしまう。最初は戸惑うが、変装しステージで歌ってからは、久しぶりに自分を取り戻した、親友との死別で自分の中で止まってしまっていた時間が再び動き始めた、と感じるようになる。息子のいるバンドのヴォーカルになり、青春の充実感を味わうが・・・ 青春時代に戻り、しかし経験で得た勇気から当時できなかったことにチャレンジする・・・しかし最後に戻ったのは元の自分。人生の局面で自分が行った選択の末のものが、結局は自分の宝物だった・・・。
私が気に入ったのは初恋の人(親友の兄)に主婦の姿で再会するシーンです。
「・・・ありのままの私を私だと認識してもらえたことが、こんなにも嬉しいことだとは。嬉しすぎて涙が出そうになってくる。涙をこらえながら、笑顔でうなずいた・・・本当の私として、何を話そう。聞いてもらいたかったことも、聞きたかったこともたくさんあったけれど、しばらく二人とも黙ったまま見つめ合っていた。でも、それは全くの沈黙ではなくて、ギターの音色の余韻が、ふんわり優しいベールのように、二人を包み込んでいた・・・」
決して名文ではありませんが、等身大の温かさと優しさが感じられるシーンであり、最も印象に残りました。
これを読んで少したった後、十数年振りに恋をしてしまいました。尤も立場上ただ我慢するしかないものでしたが。
少しだけウチと似ている。ウチの高校2年の娘はバンドをやっていて、弟は中学2年で反抗期真っ盛り。専業主婦の家内。 そして、物語ではバンドをやっている高校生の息子と、中学の妹、専業主婦の主人公。 主人公と息子の会話、そして15歳になったときの主人公と息子との会話に笑えたり、物語の中の息子・娘の気落ちを自分の子供に重ねてみたり、主人公の心情を家内に重ねてみたり、と色々な見方をしながら笑って読みました。 ストーリー展開にぐいぐいと引き込まれながら、絶妙な心理描写に笑える本でした。
『マジカルドロップ3 よくばり特大号』と初代のマイナーチェンジ版『マジカルドロップ PLUS1』の2枚組です。パズルゲームで重要となる操作性がかなり良く気持ち良くプレイでき、このゲームの肝である連鎖したときの爽快感を損なっていません。シリーズでリリースされていますがとくに3は、連鎖が組みやすく、ゲームモードも豊富でシリーズの中で完成度が高いと思います。一方、PLUS1もアイテムが使いにくい、ドロップを消した後のタイミングが短く、連鎖が組みにくいなどゲーム性では3に一歩譲るものの、それを補って魅力的なキャラクターデザインと透明感のあるBGMがとても印象的です。どちらも楽しいので皆さんもぜひ、プレイしてみてください。
忙しいからこそ面白い、このゲームの魅力はそれに尽きる。 ぷよぷよが相手フィールドを把握しての潰しや受けの駆け引きなら、マジドロは自フィールドの中でマルチタスクな忙しさで駆け回るのが主体になる。攻撃は相手のフィールドに物量と複雑さを送りつける事と、またノルマクリアを目指す事で行われる。 プレイヤーは自分の連鎖を見つけ、相手が連鎖で送ってきた爆撃を処理し、ノルマ勝ちを目指しての複数個消しに追われ、さらに一部キャラでは凍ったドロップや泡が混じり更に複雑に!あたままっしろになる前に相手の頭をまっしろにするこのスピード感、これぞマジドロの華。 さてこの「よくばり特大号」は、アーケード準拠のモードと、サターンやPC版準拠のモードが両方入っている。このうちアーケード準拠のモードが非常に面白い。この忙しさは残念ながらサターンやPC版では味わえない。 このため、マジドロ3を買おうと考えている人にはこの「よくばり特大号」か、さらに初代のリメイクが抱き合わせになった「ワンダホー」のどちらかがお勧めだ。プレステはコントローラの入手も簡単だしね
川の底からこんにちはで彼女を知りました。 愛のむきだしで彼女のファンになりました。 形容詞に必ず「演技派」が付く女優さんです。 「デスノート」で観てはいたのですがほとんどノーマークでした。 この作品は初主演の小品です。 近所のレンタルショップでは全く見つからなかったので購入しました。 3日間の短期間で撮られ、本格的な商用目的の映画ではないようですが、彼女の魅力が十分伝わってきます。 彼女のファンなら必見です。
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