藤田住職かんくんのきっちり研究所

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麦子さんと 特別版 [DVD]
監督は「純喫茶磯辺」、「さんかく」の吉田恵輔。
亡くなった母親の故郷に娘が納骨するために帰ってくる親子愛の話。
構想から完成まで8年かかった作品で、
当初は親子愛の話ではなく親子二代にわたる女性の嫉妬の話であったが、
親子愛を主軸にし「余計なものを取り払って、突っ走ろう、あえて自分が
恥ずかしくなるような作品を撮ろう」という気持ちで脚本を書き上げた力作。

今作は、前作の「ばしゃ馬さんとビッグマウス」や他の作品にも共通する
監督独特の「生々しくて、こちらが気まずくなるような気分にさせる」要素もあり
親子愛という万人が共感する内容でもあるので、この作品で吉田作品を初めて見る方も
見続けている方にもおススメです。

主役の堀北真希は前半のぎこちなさ、後半の心がむきだしになっていく様と
最後にすべてを理解した時(子供にはわからない大人の事情を理解したとき)の
晴れやかな笑顔が素晴らしかった。
脇役の温水洋一にはいつものように笑わせてくれるが、
今まで見たことがない演技には驚きました。
母親役の余貴美子も絶対にこの母親は実在するというぐらいリアリティがあり、
また撮影に入ろうとした時に監督の母親が亡くなってしまったこと、
撮影中に何度も泣き出しそうになるほど深い母性を感じてしまうことを考えると
監督にとって一番思入れのあるキャラクターかもしれません。

演出は母親が亡くなった時の「年老いた親は子供が思っている以上に
気づいた時には亡くなってしまう」と思わせるところは素晴らしいです。

監督が「この曲以外では「麦子さん」は撮れない」と言わしめた松田聖子の
「赤いスイートピー」はもはや反則。

おススメです。

手紙
ふらっと本屋に入って、何気なく、この本を手に取った。
小西真奈美は、映画『阿弥陀堂便り』を見て、その演技のうまさと存在感に驚いた。『blue』もけっこう良かった。
つか演劇から出てきているから、根性派の人だろうと思っていた。
TVドラマ『オレンジデイズ』の頃に、柴咲コウとぶつかった、と週刊誌に書かれていた。
たぶん「あんた、いいこぶってんじゃないよ」なんて言われたんだろうな、なんて思っていた。その程度の知識です。

だから別にファンではなかった。でもこの本、驚いた。
これほど「人の思いがこもった物体」には、久しぶりに出会った。
著者自らの手書きのタイトル。白一色のカバー。
シンプルだけど、冷たくはないブックデザイン。
手のひらにおさまるサイズ、ややワイドな版形。

本を開けて、ぱらぱらと中の文章を読んだ。詩の形式で書かれた彼女の過去の思い出、日常の思い。
これがまさに彼女の声そのもので頭の中で響く。直接的に。それは朗読のCDよりも生々しい。
これほど正確に、自分が書きたいことを、まとめられるのはすごい。

出だしの1篇は「言葉」というタイトルで、「自分は肌が弱く、小さい頃から家事を手伝っていたから、
手が荒れていた」というようなことを書く。自分は、彼女のルックスやマスコミイメージから、
なんとなくお嬢さん系の出自を想像していたが、そうではないところから上がってきた人らしい。
だからああいう演技もできるし、こういう本も出せるのだろう。

「飾らない自分を出す」ということを言葉で言うのは簡単だが、ここまできっちりできてしまうとは驚きだ。
表現者として一流だと思う。彼女は舞台出身だが、ステージ上で観客に自分をさらし、
ぶつかるように演技をした時のように、この本の中に存在している。
そうした意味では、とても激しい本だ。タレント本という括りを超えた1冊。

Le Creuset ココット・ロンド 26cm オレンジ
白を持っています。

重いです。
軽くはありません。
でも、鍋を持ち上げることって、そんなにありますか?

1番重いと感じるのはフタです。
フタを除いた本体は、それほど気になりませんよ★

洗うのは一苦労ですが…。
でも、シンクにルクのシリコン鍋敷きを敷いて洗えば、鍋もシンクも傷付かず問題なし!

絶対おススメします!!
ココットは他に16センチ、24センチ、26センチを持っていますが、フタを除けばそんなに重さは違わないと思います。

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