この「梅ちゃん先生」の音楽を担当した川井憲次さんが、サントラ内のブックレットで
必然的に音楽も重厚で悲壮感あふれるものや、不快な恐怖感を煽るものばかりだったため
と自分の楽曲のイメージを自ら述べていますが、いえいえそんなことはないですよねぇ。かなり古くなりますが「
めぞん一刻」「らんま1/2」「
機動警察パトレイバー」などのアニメサントラでの日常風景を描写する音楽では、今回の「梅ちゃん先生」とそんなに変わらないコミカルな、それでもきちんと聞き入らせる楽曲を作っていましたから、
もともと私にとってのルーツは今回のような音楽であり
というのは、素直にうなずけます。
だから、NHKスペシャルでのテーマ楽曲や最近のドラマなどのサントラなどの重厚な音楽=川井憲次さんの音楽という方は、是非この「梅ちゃん先生」のある意味川井憲次さんの好みがいっぱいの音楽を楽しんでいただければ、と思います。
さらにいうと、33曲で77分強という収録にもかかわらず、すべてを収録できず使用頻度の高いものを優先して選曲…とは、通常のドラマと比べて連続テレビ小説はサントラ楽曲が多く必要なんだなぁ…と、あらためて思ったのであります。
巷では「大胆セミヌード」などと話題になっていますが、そこまで際どいショットはないのでそれが目当ての人は買わない方がいいと思います。
今回の写真集は非常にクールかつアーティスティックな内容に仕上がっていて、これまでの
堀北真希のイメージを覆す新鮮な作品に仕上がっていると思います。
単純に言えば、これまでの”かわいい、清純”といった印象を覆し、とてもかっこよく、かつ美しい”
堀北真希”の新たな一面を感じられる内容だと思います。
ただ笑顔の写真が極端に少ないです。さらに、全く何も写っていないページや、小さなサイズの写真がポツンと載っているだけのページが多々ある点は不満が残ります。それから結局は
堀北真希の写真集なわけで、一番見たいのは彼女の表情なわけですが、そういった観点から見ると、あまりおもしろくない写真が多かった気がします。
初日舞台挨拶を見たあと、どうしてももう一回見たくて劇場に足を運んだほどの作品です。
時にクスっとした笑いを取りながら、最後に母親の墓前で辛く当たった事に涙するホマキの演技に
自分もついホロっとしてしまいました。
興行収入的にどうだったか分かりませんが、三丁目の夕日などでも共演している
温水洋一さんが
自分の出た作品の中でも一番だという事をコメントしていたように良い作品だと思います。
今回、DVDの他にブルーレイでも商品化してもらえて良かったです。
特典ディスクにメイキング ・舞台挨拶集 ・キャストコメント ・予告編が入っているのは嬉しいですね。