この号は、何と言っても、Cornell Dupree追悼特集です。
King Curtis, Aretha Franklin, Donny Hathaway etcのバックを支え、
自身のソロ作で、STUFFのメンバーとして、R&B, Soul, Fusionと幅広いジャンルで活躍されてきたギタリストです。
参加作品は、2,500枚以上!
この追悼特集では。。。
・ Cornell Dupreeのバイオグラフィー
・ 3本のギター (Fender Telecaster, Yamaha Dupree Jam, Yamaha Pacifica)、
・ 技術者の証言 (Yamaha Pacificaシグネイチャーモデル開発者の方)
・ David T. Walker & Chuck Raineyインタビュー (Cornellの印象について、Marlena Shaw来日時のインタビュー)
・ SAMBOMASTER 山口氏インタビュー (Cornellの魅力について & オススメCD・5
タイトル)
・ Cornell Dupree語録 (過去インタビューからピックアップ)
・ ディスクガイド (名盤18
タイトル・厳選100
タイトル)
・ Cornell Dupree奏法分析
。。。と、合計18ページもあります。
プラス、STUFF "How Long Will It Last"のスコアも掲載。
とてもリスペクトが感じられる追悼特集でした。
また、個人的には、Nile Rodgersの来日時インタビューが、面白かったです。
インタビュー自体は、2Pだけですが、
最初にカッティングを見せてくれたのはBernard Edwards(!?)とか、
Eric Clapton, Jeff Beck, Miles Davis etcとの昔話を、語ってくれます。
(日本公演については、ちょっとだけです。)
Cornell Dupreeにスポットを当ててくれた、Guitar magazineに、Thank You!です。
(天国では、やっぱり、Donny Hathawayとやってるんですかねぇ? 絶品Liveを)
この映像は89年の映像です。当時ビデオとLDで発売されて、まだDVDが普及していない頃にDVDが発売されました。当然買い逃した人が多いと思います。僕もそうです。内容はビデオ(LD)と同じ。
ボーナスとして、これもビデオ(LD)で別に販売されていたドキュメント映像『In The Big Dream』が収録されています。ドキュメントなので、メンバーのコメントがあるが字幕無し。当時発売されていた『In The Big Dream』には字幕がありました。直輸入盤に帯と解説を付けてアルカンジェロ社が発売しているので仕方無いかも。それと今回のDVD化にあたり、デジパック仕様(紙ジャケ)で非常にDVDが
ジャケットから外れやすいです。これも仕方無いかもしれません。僕の場合、傷が付くのが嫌なのでプラケースに入れて保存しています。輸入盤と変わらないので、輸入盤を考えている人も多いかもしれませんが、輸入盤の方が高いです。日本盤を買った方がベストかも。もう結成される事の無いABWHの映像。非常に貴重です。僕は本当のイエスはABWHだと思います。
若々しいころのスティーブ・ハウが奏でる「ムード・フォー・ア・デイ」をじっくり鑑賞できる。商品の説明が何か別のDVDの説明になっているのは間違いではないでしょうか。スティーブ・ハウの1979年モントルー
ジャズフェスティバルでのDVDです。
1.Meadow Rag
2.Mood for a day
3.Diary of a man who disappeared
4.Ram
5.Surface tension
6.Second initial
7.Clap
8.Anyway you do
9.Bob dylan medley
10.Country mix
11.Galliard
1979年リリース(日本では1980年リリース)。前作から4年を経たスティーヴ・ハウのセカンド・ソロ・アルバム。前作よりも様々な点でギター・フリークを唸らせてくれるアルバムである。
スティーヴ・ハウと言えば所有している『名作』ギターは100台を超えることで有名なのだが、その中でも厳選に厳選を重ねたギター(マンドリン等も含む)14台を駆使して作られたのが本作だ。しかもご丁寧に内
ジャケットには写真入りでその14台を紹介してくれていて、どの曲でどのギターを使用しているかまで、マトリックスを添付してくれている念の入れようである。恐るべし、スティーヴ・ハウ。やはり一番多用しているのは代名詞とも言えそうなギブソンES175Dかと思ったら、そうでもなくてそれは3・7のみ。マーチン0018が3・5・6曲目で使用されていて最も多い。
曲の方は最後に行くほど古典指向が増していき、最後の曲はヴィヴァルディの『ギター協奏曲ニ長調第二楽章』をハウがアレンジし、ストリング・アンサンブルと競演した力作である。ホントにギターが好き、という人のためのアルバムで聴く度に発見がある作品だ。
1989年9月9日、カルフォルニア、ショアライン・アンフィシアターにてライヴ録音。メンバーはジョン・アンダーソン、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウ、そして、『閃光』ではベースをトニー・レヴィン(相当頑張っていたにもかかわらず、ジョンの意にそわなかったのかクレジットされず・・・)が弾いていたが、ここではなんとジェフ・バーリンが担当している。もうそれだけでも聴かねばならないと思わせるに十分である。それ以外にミルトン・マクドナルド(g)、ジュリアン・コルベック(key)がサポートしている。
まず
タイトルがかなり意味深である。ここで展開する音楽は当時の『90125』あたりのYESよりもより一層YESな音楽なことは間違いない。 CD1は、ベンジャミン・ブリテンの『青少年のための管弦楽入門』で幕開く、これは『Yessongs』がイゴール・ストラヴィンスキーの『
火の鳥』で幕を開けるのを踏襲し、発展させている意味なのだろう。その後に続くナンバーは非常にアコースティクで割と予想外な展開である。しかしどれもスゴイ演奏ばかりだ。
CD2ではやはり『閃光』からの曲が光っている。ぼくが聴きたかったジェフ・バーリンは『堅実なプレイ』に徹していて決して目立たない。しかし、集中して聴くとその超絶技巧を楽しめて嬉しくなる。聴きどころ満載の傑作だと思う。