旅先に、CD
ウォークマンを持参してホテルの部屋で聞く事が多いのですが、今度旅行に行く時にはスピーカーから聞いてみたいな〜と思い購入してみました。(以前、情報番組でこの商品を見て興味を持ったので。。)
あくまでも携帯用ですから、音の良さを追求するのはダメですね〜。。音楽が聞こえるものだと思わないと。。持ち運びには、便利ですから購入しても損は無いと思いますよ〜。ティッシュペーパーの箱とかに、吸盤を付けてそこから音楽が聞こえてくるのは面白いですしね。。(しかし音の良さにこだわるのなら、やはりCDプレーヤーで聞いた方が良いです。。)
SMAP慎吾君との、まさかの初コラボ曲 相反するような二人の声質なのに、不思議においしくミックスされて、想定以上の極上の出来上がりとなっています♪ MVも、ミステリアスなイントロそのままの幻想的な仕上がりで、見応え満点ですq(^-^q)
長文陳謝。区分け済。読んでもいいと思う部分があれば、適当に流し読み頂ければ幸甚です。
《総評》
原作が気に入り、映画館で鑑賞。家族にも誘われ、結果、数度見たのだが、見るほどに味わいの増す骨太な作品であった。
真舟、M、石のメインキャスト3人もイメージ通りで、素晴らしかった。
経済に多少なり明るい方は、自前の知識が欠けた説明を自動補填するため、初見から楽しめるのではないだろうか。
一度目で面白さを感じられなかった方は、筋の理解に気を取られた方かもしれない。そういう方は、二度目以降から格段に面白くなるらしい(家族がそうであった)。
なお、「大人の御伽噺」という表現が、ぴったり来ると感じた(つまり現実では、経済はそう上手くは運ばないのである)。
“冒険サスペンス物”を想定した方は肩透かしのように感じるので、注意。
これは「社会派経済映画」をエンターテイメントとして見せている作品だ。その前提を勘違いしなければ、充分に楽しめるのではないだろうか。
《
佐藤浩市》
前半は精彩にかけ、演技での迷いがそのまま
スクリーンを通して伝わってくる、そんな感じがした。主役の状態は映画全体に関わるのだと実感。勘違いならすまないです。
しかし、中盤以降迷いを吹っ切った佐藤は、いつものアクの強い演技で映画を引き締め、流石の存在感を見せていた。
《
香取慎吾》
「M」は大変良かった。
中盤出演が無いにも関わらず、存在感は不在中も健在し、また不思議と救出を納得させられる庇護欲(?)のようなものがあった。
後半は、Mが抱える悲哀と葛藤が浮き彫りとなり、表情と雰囲気でそれが表されていた。TVで見る香取と違い、一個の別人が、
スクリーンの中に存在していた。
《観月ありさ》
この映画での
紅一点。凛々しくたくましくキビキビとした、個人的には理想的な女性だ。彼女がこの映画のヒロインで良かったと心底思う。最近の若い世代の女優ではこの味は出せないだろう。画面が引き締まる美しさがあった!彼女のアクションもなかなかの見ものだ。
《脚本》
万人向けとは言い難い説明足らずな部分、逆にセリフがくどい印象を受ける部分などが、多々見受けられた。
その点が残念ではあったが、これは、脚本が原作者であることと、映画と原作小説が同時進行で刊行される、この映画特有のシステムを聞いて、有る意味納得した。
即ち、映画と小説の二つで補い合いながら、一つの作品が完成するのだと。
小説では、映画で説明しきれない部分が描かれているので、この作品を楽しむためには必読である。実験的な作品。
原作を読むにつけ感じるが、出来れば、同じキャストで、小説の全てを映画化(またはドラマ化)して欲しい内容である。一本の映画にあれを詰め込むのは非常に困難であったろう。そのため、簡略化に無理が生じ、分かりづらいと感じる人もいるだろう。
プロの脚本家に書いてもらったシナリオで、同じキャストを起用し、無理な短縮をせずに、あの物語を見たいものだ。
《キャスト》
「プロの俳優が演出を望む監督No.1」である阪本監督が、心底惚れ込み起用した、3人のメインキャスト(佐藤、香取、森山)。やはり素晴らしかった!この作品はこの3人がいなくては無意味だ。
小説の登場人物たちが、なんの違和感もなく、
スクリーンに存在していた事に、感動した。
その他のキャストについては、何も言うまい。自分は素人だ。何十年とプロの俳優を厳しい目で見てきた阪本監督が惚れ、起用したのだから、監督の判断に異を唱える力量は持ち合わせていない。
全てを受け入れるわけではないが、納得いく部分のみ記載したいと思う。
その道のプロに意見する、そんな厚顔無恥な行動は、もはや分別の付く年齢なため、無理であった。(笑)
《追記》
自分が一見で理解できないからつまらない、とは言わないで欲しいと、主演俳優と監督が言っていた。
胸に沁みる言葉だった。
二度、三度と味わうことで深みを増す映画であると感じた。