1804年、イギリスと
フランスは戦争をしていた。
アン・ガーランドは幼い頃からロバート・ラブデイのことを愛していた。
が、打ち明けることができないままロバートはマチルダという女性と結婚しようとしていた。
そのかたわら、ロバートに一途なアンを愛する男性達がいた。
一人は心優しいロバートの兄、ジョン。
もう一人はどこまでも強引な男、フェスタス。
ジョンとマチルダに隠された秘密の関係、理解できない男心に翻弄されるアン。
最後に実を結ぶ愛はどれなのか。
個性的なトランペッターの演奏シーンが満載。必ずしも全曲ではないですが、各楽器がソロを取る演奏形態からすれば、効率的な編集だと思います。
音だけを一生懸命聴いてきた私にとって、リー・モーガンの演奏しているお姿を拝見するだけで涙モノ。演奏に集中しきっているマイルスの表情もいいですね。アート・ファーマーの顔がデカイとか、映像ならではの(無駄な)発見もあります。
この作品は、トランペッターだけでなく、音楽家全てを啓発するでしょう。どの演奏にも、「自由」が溢れています。
ジャズのソロフレーズを音符に書けば陳腐なものですが、人が吹くことによって実に生き生きとしてきます。コルネットだろうがフリューゲルだろうが、はたまたバリサクだろうが関係ないのだと思い知らされます。
演奏者のアンブシュアやフィンガリングを比較研究できる点も好ましいです。
ジャズトランペットの映像資料は現在それほど多く出回っていないのではないでしょうか?さらに本作品のようなオムニバス形式の編集モノとなると、生産がずっと続く保証はまったくありません。入手できるうちに入手しておいたほうが・・・。
ショートファンネルのバイクにエアフィルターを被せたかったのですが、なかなかちょうど良いサイズが無く、このエレメントを切って使っていました。残念ながら1年持ちませんでした。