五井先生は、合気道の植芝盛平翁が観じられたように「祈り」のご 本尊です。
ところが、五井先生を信じると言ったり、五井先生の教えの継承を 標榜しながら「祈り」を脇に置いている人や団体を時に見かけます。
これは全くおかしなことです。「祈り」こそが、五井先生の教えの 中心であり、五井先生は「祈り」そのものでいらっしゃるのです。
「祈りなんてもう古い」「祈りは消極的な行だ」「祈っても何も変 わらない」「祈りだけでは不安だから、他の行も加えよう」これら の思いは、すべて消えて行く姿です。
そのような思いが出てきたなら、それも世界平和の祈りの中に投げ 入れながら、倦まず弛まず祈りを続けていきましょう。正しい祈り こそが、安心立命、神人合一への絶対に間違いのない道です。
世界人類が平和でありますように
本当に素晴らしい教えです。 解説する方が奥深くまでくみとれるからこそ、老子の偉大さが伝わってくるのだと、実感します。 行間から素晴らしい天の響きととでもいいましょうか、なんともいえぬ美しい空気が溢れているようです。 人生の指南書として、大切に勉強させていただける貴重な本です。
「人間は神の子であり、実相は円満にして完全である。これは真理であり 間違いない」「しかし、現実にこの世の中には、不幸も病気もあるし、自 分にとって都合の悪い人、嫌な人も存在する」「そこで、生長の家をはじ め他の宗教は、現象面に悪や不幸、嫌なことが現れるのは、お前の心の 影だ、お前の心が悪いのだと、心の法則=因縁因果の法則を持ってきた( 光明思想と心の法則の二元論)」
「これでは良心的な人は、ますます心を痛めてしまうし、相手の実相を拝 めとか、神の子たるを自覚せよといわれても、実際にはなかなか実行でき ないもの(観念論と五井先生は言われる)であり、かえって真理に触れた が故に、自他を裁いたり、偽善者を多く作り出すことになってしまった」
そこで五井先生は「不幸や病気は、過去世の神を離れた思いが消え去るた めに現れたものであり、現れれば必ず消えていく(今のあなたが悪いので はない)」「そして、痛み少なく消して下さり、良いように導いて下さる のは守護霊・守護神様」「よって何をおいてもなすべきは守護の神霊方へ への全託と感謝」「加えて世界平和の祈り一念の生活に徹すれば、消えた 業想念の後に、神の理念=光が入っていくことになり、その人の人生は必 ず明るく光り輝いたものになる=禍転じて福と為す」と説かれています。
二元論を無理なく統一した、慈愛の救いの教えです。
世界人類が平和でありますように
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