いつも思う。いつになったら日本人はこんな演奏が出来るようになるのだろう。何かが違う。同じ曲、同じ譜面、同じアレンジ。でも同じには決してならない。この腰の上あたりがムズムズする感じ!「ソウル」「ファンク」。言葉にするのは簡単なものが、このCDには入っています。いつの日か僕らもこんな演奏が出来るように・・・
不穏な和声が支えるインプロビゼーションと圧倒的な安定感のテーマが繰り返す。こういうのもニューオリンズスタイルというのかどうか分からないけれど、どちらかと云えばモダンなコードが多い。このアルバムは。ヴォーカルスタイルのトラックとそうでない曲との対比、1曲の中でのモダンなコードと定番コードの対比。慎重につくられたアルバム。方向性は違うかもしれないけどMETERSと同じような堅実さを感じる。Eddi Boやコステロがいい感じなのは堅実さ故か。ゆるくて楽しく、、みたいな雰囲気はLIVEほどはどうしても感じない。でもそこがこのアルバムをむしろ飽きさせない風に
仕上げてるような気がするなぁ。見事。