『錦鯉』、平凡なサラリーマンがヤクザに転職と言う有り得なさを描きつつも、
見事な変身振りに役者
長野博の「深さ」を感じました。
底無しというか、びっくり箱というか。。。
これから益々なにかやらかしてくれそうで、目が離せません。
そんな「底無し」が見える作品のひとつだと思います。
どういった仕事が、自分にとっていい仕事なのかが分かる本です。
著者は若い人(20代)に読んで欲しいと著作の中で述べていますが
正直社会経験に乏しい人には「単なる自己啓発本」としか思えないと
思います。
ある程度の失敗や反省があり現在自分の置かれている状況(給料が
低いとか仕事がつまらない)とかに不満がある人が読んではじめて
意味が分かるのではないでしょうか。
つまりのところ、30代からの本だと思います。何度がつまずいた
経験を持つ30代がキャリアを考え直すにはいい本だと思います。
「眼からウロコです!!」とか「感動した!!」とかいった劇的な
意識の改革が起こる本ではないですが、そこが逆にリ
アリティが
あっていい本だと思います。