この本(単行本)が出版されたのはバブル崩壊後の1992年9月、 私が購入したのは翌年の3月、その時で38刷の大ベストセラーでした。
金ピカが一気に崩壊し、絶対潰れないはずの銀行がどんどん破綻して行った時代です。 あれから20年間何度読み返したことか、ぱっとしない自分、さえない私 恵まれることは少なかったが、この本で救われたような想いさえします。
貪ざることを宝とし足るを知る、 食べることができて、住む所があって、医療を受けることができる そして夫婦円満、それ以上何を望むのか。
低く暮らしていても高く思うこと 心は軽く充実した生活、初老を迎える私にとってはかけがえのない一冊の本でした。
ルビ付の大きく読みやすい字体。 現代語訳も気に入った。 時代に合った解説も楽しく本当の意味ですらすら読めました。 高校時代に習った「方丈記」とは違う観想、新しい発見のできる一冊です。
「清貧の思想」で有名な著者です。
よりよく生きるためには。
そんなヒントをこの本は与えてくれます。
基本は、老子ですが、
より分かりやすい言葉で、
より具体的に書かれていて、
すっと腑に落ちます。
この本に書かれているように生きられたらベストですが
読めば、よりよい生き方のきっかけを数多く与えてくれます。
|