4人対10000人。
LIVEなどの舞台芸術は恐ろしい。どんなに準備しても練習しても、始まってしまえば一発勝負の「瞬間芸術」だ。口から出た音を、楽器から出た音を、空中に発した瞬間、やり直すことはできない。10000人の観衆の中でそれこそ「身を削って」音楽を表現する4人の姿がそこにあった。
まさに生身の戦い。でもだからこそ、チケットを買い遠くから駆けつける価値がある。
アリーナツアーゆえにONE OK ROCK初参戦の客も多かっただろう中、会場が暖まってきた中盤から後半にかけてのパフォーマンスには、メンバーの成長を肌で感じた。
おまけのツアーDVDは前回の「残響リファレンス」のやんちゃぶりとは一転、メンバーがどういう思いでこのLIVEを作り上げていったかが、ことさら抑えた映像で綴られている。私は単なる一般人だが、かつて縁あってあるバンドがデビューし売れて行った様を比較的近くで見させてもらえた経験があった。その時感じたのだが、プロの世界はやはり真面目で真剣でガマンがきかなきゃ生き残れないということだった。音楽がROCKなのと、生き方がめちゃくちゃなのは違うし、大きくなればなるほど、多くの人の生活もかかってきて、きまりごとも多くなって、その中でキレず、あきらめず、「責任」をしょいながら、でもどこかに「トガった」部分を忘れないでいることは本当に難しい。今までも多くのバンドが「ファンも増えてこれから」という上昇気流の中、きりもみ状態の圧力に耐えられず消えていった。
でもこのDVDを観ていて、「ヤツらなら行けるんじゃないか」「もっと高みに連れて行ってくれるんじゃないか」と思った。
バンドとしてはまさに上昇気流のまっただ中、4人の結束がどんな嵐よりも強いと信じたい。
かつてWOWWOWで短縮版が放送されたとき、ここぞという曲やMCがカットされ、あと音にも不満があったのだが、DVDではそこが解消され満足。
TV録画した人でも、DVD観た方がいいと思います。
3回目視聴後・・・追加。多少のネタバレ含みます。
今回LIVE会場でも思ったのですが、Toru、Ryotaの成長が著しい。ワンオクの楽器隊はどうしてもドラムのTomoyaに支えられ引っ張られている感がありましたが、
今回は演奏もパフォーマンスも格段に格好いい!本当にうまくなったよなぁ。
そしてTaka・・・。Wherever you are。 人気の曲だし、観客はみんな手拍子をし出した。でもせっかくのアコギberだし、Takaは手拍子を抑えようという仕草をした(ように見えた)
やめた客もいたが、何しろ会場には10000人。手拍子はつづく・・・。その時、Takaはどうしたか?
観客を突き放すことなく、ちょっとした手の仕草、表情で客の心をつかみ動かしたTaka。観客の嬉しそうな顔!
この人は本当に天性のパフォーマー。これぞヴォーカリストだと思った。
ツアーの中でこの日のLIVEがベストどうかは、人それぞれだと思うけど。Takaと観客との間に起こったこの奇跡のような化学変化が記録されているだけでも、買う価値ありました。
ミャンマーや
カンボジアで無償医療を提供し、情熱大陸で3回取り上げられた吉岡先生の本。
『失敗してもいいのだ。
100人の女に振られたけど、最高の奥さんを見つけたんだよ、
という方が、よっぽどいい』
・・・1回きりの人生、とにかく行動して精度を上げていけ!というメッセージが、繰り返し繰り返し書かれています。先生がご講演される内容のエッセンスがぎゅっと詰まっている、本当に素敵な本でした。
また、本著は様々な有名人の言葉が紹介されていたのもよかったです。
刺さった言葉をいくつか書きたいと思います。
・なまけたら未来の自分に
大変な思いをさせてしまうことになります。
私は未来の自分に幸せになってほしいんです。
だから目の前のものに一生懸命になります。 ベッキー
・9000回以上シュートを外し、
300試合の勝負に敗れ、
勝敗を決める最後のシュートを任されて26回も外した。
人生で何度も何度も失敗した。
それが成功の理由だ。 マイケル・ジョーダン
気になった方はとりあえず読んでみるのがいいのではないでしょうか?買って損はありません!