久々のPianoStoriesの新作が出ると聞いて、急いで買いました。
性格上、わりと高いものを買うと不安になってしまうんですが、本当に買って正解だったと思いました。
すべて
チェロが12本とハープ2台とマリンバ含むパーカッションとピアノというなかなか珍しい編成が全曲(
ボーナストラックは除く)でなされていますが、本当に聴き応えのあるものばかりです。
映画「おくりびと」の曲は特にオススメですが、新曲の「The End of the World」も久石さんの一面が見られる(聴かれる?)曲だと思います。あと、日産
スカイラインのCMの曲も
ボーナストラックで入っているんですが、かっこいいです、とにかく。”上品版”「崖の上のポニョ」もなかなかいい曲でした。
DVDのほうは、録音風景を撮影したものとインタビューが含まれていますが、その曲を耳で聴くだけではえられない一種の”臨場感”のようなものも感じられると思います。
久石ワールドを存分に味わえる良いCDだと思います。
私はこの映画を観た瞬間から「もしこの映画のソフトがリリースされるならBlu-rayで出たらいいな!」って思って楽しみにしてたのでメチャクチャ嬉しいです!やっぱりこの作品の見所の一つに
紅葉の風景や大海原、一面銀世界の山の絶景があると思います。そして何よりも戦争の悲惨さや巣鴨プリズンの冷たい雰囲気、そしてあらぬ濡れ衣で死刑を与儀なく言い渡された瞬間の主人公の心を蝕まれ、絶望の淵に立たされた表情はBlu-rayの超高画質でないと表現できないと思います!とにかく発売日が待ち遠しいです!
1958(昭和33)年10月30日(金)夜10:00〜11:40まで、『サンヨーテレビ劇場』の一作として放映された『私は貝になりたい』をDVD化したもので、これが初パッケージ化となる。
ラジオ東京テレビ(現在のTBS)が制作し、同局を含む数局で同時ネットされるや大変な反響を呼び、
タイトルは流行語となり、この年の芸術祭賞―現在の芸術祭大賞―を受賞。翌1959(昭和34)年には同じフランキー堺さん主演、そして脚本を執筆した橋本忍さんの初監督により、東宝で映画化されている(
DVDあり)。
こうして、なかば社会現象のようになった『私は貝になりたい』だが、冒頭からおよそ34分ちょっとのところまでが録画、そこからラストまでは生放送。
しかもこの当時のVTRは編集が不可能だったため、録画部分も事実上、生放送とほぼ同様の収録であり、全編を通してただならぬ緊張感が漂っている。
平凡な床屋のおやじさん・清水豊松が、兵隊にとられ、「捕虜を殺せ」という上官の命令に従った―結局、豊松にはできなかったのだが…―ため、敗戦・帰還後、あまりにも過酷な運命の渦へと巻き込まれてゆく………。
これまで、59年の映画をはじめ、他のどれも観たことがなく、このドラマ版も完全な形では観たことのないオレだったが、どんな風に展開する物語か、だいたいの事は知っていた。
にもかかわらず受けた衝撃は大きく、そしてやはり何度となく、泣かずにはいられなかった。
とりわけ、効果的に使用されている「神ともにいまして」の響きには、胸がえぐられる思いがした。
この時、戦争が終わって、まだ13年。
ドラマの
スタッフ・キャストのうち、大部分の方々が戦争を知っていた、ということが、このドラマに与えたリ
アリティーやその重みに、ふと思いをはせた。
“テレビドラマの金字塔”として、一度は観ておきたい不朽の名作である。
なお、59年の映画のため書かれた、ある方のレビューの文中に「ドラマ版は完全な形では残っていない」とあるが、このドラマ版の後半部分は生放送だったが録画保存されていたため、今日でもこうして全編を観ることが可能となっている。
本作はまた、TBSのアーカイブに残されている、最古の番組映像資料でもあるという。
ちなみにフランキー堺さんはこの後、1961(昭和36)年秋にも『
世界大戦争』で、抗うことのできない悲劇的な運命に翻弄される小市民を熱演している(
期間限定の廉価版もあり)。
収録は本編のみ・約91分30秒。チャプターは7つあるが、メニュー画面から選択はできない。
画質はそこそこ、音声も比較的クリアだが、一部のセリフに聴き取りにくいものがあるため、搭載されている日本語字幕―ON・OFF可―を表示させてごらんになると、よりじっくりと味わえるかもしれない。