地元
アトランタでのライブ、オープニングではJermaine Dupriが登場して、主役を紹介。これだけで、レコード会社期待の大きさが分かろうというもの。それよりも驚いたのは、歓声の大きさ。こういうアーティストが、これほどの客を集め、これほどの歓声を浴びるということは、まだまだアメリカも捨てたもんじゃない?(笑)。いやぁ、それにしても渋い歌声ですね。小柄な身体から絞り出されるその「ソウル」には、画面を通してでも圧倒されます。おまけに、ダンスまで披露してくれちゃってますからね・・・(笑)。曲間には、ドキュメンタリー・
タッチの映像が挟み込まれていて、これも見物です。普通、ライブ作品の合間に別の映像が挿入されると、中だるみしてしまいがちですが、地元の人たちとの交流の中に、彼の素顔が垣間見れて、思わず頬が緩んじゃいます。こりゃ、必見です。
ボーナスCDも◎よ。
先にデヴィッド・スーシェがポアロを演じたテレビ映画バージョンを観たせいか、「あれ?ここが違う・・・」という違和感をいろんな所に感じました。まず、あの
アリーナを「悪魔」と呼ぶレーン牧師がいなかったこと。何やら不穏な予感を感じさせると共に、
タイトルの由来でもある重要なキーワードを知らせる役目だと思うので、がっかりしました。また、周囲の人間は
アリーナを白い眼で見ていた感じでしたが、どうも殺すほどの憎しみを抱いている人はいないように思いました。
『
ナイル殺人事件』でポアロを演じたピーター・ユスティノフをはじめ、ジェーン・バーキン、マギー・スミスなど、豪華なキャストが出演しています。映画では(おそらく)オリジナルキャラである伝記作家レックスを演じているのは、『わが谷は緑なりき』で名子役だったロディ・マクドウォール。あの茶目っ気たっぷりな大きい瞳が年をとってもそのままです。また、この映画ではポアロの貴重な水着ショットも拝めます!
スペインのマヨルカ島で撮影した、舞台となる避暑地も美しく撮られています。