ソーシャルメディアの最適な入門書。
ソーシャルメディアというなかなか理解し辛い概念が丁寧に事例を交えて説明されている。
何よりも
ソーシャルな世界に対しても希望を持たせてくれる内容になっている。
ソーシャルな世界が広がるということは無機質なつながりの連鎖ではなく、人と人とのあたたかいつながりの連鎖だと認識させてくれる。
統計資料も興味深いものばかりだ。
4月から日本のネット企業に新卒で入社する若者全員に渡して読ませたい1冊。
ソーシャルメディアとはどんなものなのか、
ということを大まかに知りたくて、
読んだ本。
フェイスブックをはじめとする
ソーシャルメディアの具体例から始まり、
ビジネスへ生かすにはどうしたらよいか、
今後はどのような方向に向かっていくのか、
というようなことが書かれている。
私の知りたかった、
ソーシャルメディアとはどういうものか、については、
最後の方にまとめられていて、
曰く、
「実社会のビジネスにたとえれれば、新人社員に配られるマニュアルがグーグルだとして、先輩社員の経験値や経験則が
ソーシャルメディアです。暗黙知の情報は、形式知よりもさらに貴重で膨大です。」
p216
なので
ソーシャルメディアとは、
ヒトとヒトとのつながりが、
まずはじめにあってこそのものなのだと思う。
ソーシャルメディアとは、
ヒトとヒトとのつながりを、
今までにはなかったような形で、
加速させることができるもの。
そしておそらく、
ソーシャルスキルのもともと高いヒトは、
ソーシャルメディアが無くても強いけど、
ソーシャルメディアがあるとさらに強くなるという、
そういうものなのだろうと思った。