曲は、すごくシンプル。
だけど、声が透き通ってて、一曲目なんかは、晴れた日に浜辺を散歩しながら聞きたい感じ。
一日中聞きたい感じじゃない。
朝とか、晴天の空の日に、これから始まる何か楽しい事、恋人と出かけるとか、を思い浮かべながら、一日を爽やかにさせてくれそう。
そんな曲だと思う。
ものすごく自己愛の強い主人公。でも、そのことにまったく気が付いていない悲劇。
上手いと思った。皮肉的だと。
この主人公は、自分は他者を愛しすぎる、それが人生を破滅させる、と思い込んでいるが、実は全く他者を愛してはいないし、恋してもいない。
恐らく仕方もしらないんだろう。
興味は自分に対してしかない。
自分の生活への経済的な不安。孤独。それを埋めてくれるであろう、たまたまそこにいた相手に執着しているだけだ。
尽くしている。相手のことを常に尊重している、いいなりになっている、と思い込んでいる。
恐ろしい。
不安と孤独とコンプレックス(誰にでもあるだろう程度のものとしてしか描かれていない)が、屈折した自己愛へ向かわせていく、というのは理解できる。が、その程度の、誰でも持っているだろう不安やコンプレックスでここまでなるだろうか?という疑問も残る。
でもこの筆者の巧さは、それを、多分、自分にもこういうとこあるかも、と、読み手に思わせているパワーだろう。
読み物としてなかなかすぐれているし、読む価値がある作品だと思う。
でも、これを恋愛小説(私はこのタイトルは皮肉だと捉えているので)
だと思って読んでいるとしたら、ちょっと寂しい気がする。
幸せになれなさそうで・・・。
ドキュメンタリーのようなコントですので、気が付いたら真剣に観てしまいますが、我に返るとなぜあんなに真剣に…と自分でも思ってしまいます。
今回はパッケージがオードリーということからもわかりますが、春日さんと若林さん中心のコントです。 いつもの「楽屋でぜんぶウソをみるタレント」はアッキーナ。 小さい画面にチラチラ映るアッキーナがかわいらしいです。
人志松本のすきなものの話で、若林さんが小沢さんの名前とエピソードを上げていたのですが、ああ、このことか!と納得のシーンが多々有ります。
オードリー若林さん好きにはおすすめの一品です!
この映画の評価はものすごく分かれるかもしれない。 モチロン、私はイ・ビョンホンさんが好きなので☆5つです。 ただ、山あり谷ありの困難から愛を勝ち取って行くという韓国恋愛物を想像して買うのであれば、あまりお勧めしません。 この映画は、深く激しい愛を隠しながらも、とても静かに進んでいきます。 出演者自身も言うように、セリフが少ないのでその分表情や仕草で演技をしなければならず、 イ・ビョンホンさんの心身の演技を堪能できる映画です。 結末は私達観客にゆだねられていて、ハッピーエンドにするのか、またはその逆か、それとも、そのどちらでもないか・・・。 見終えた後は、感動するというよりは、心が考える作品です。
読書というのは、読んだときの年齢や自分が置かれている場によって、同じ本でも受け止め方、感じ方が全く違うものになります。その意味で再読が必要なのです。再読によって自分の変化を感じることができるからです。しかし再読に堪え得る作品はそんなにないのが現実ですが。 本作は数年ぶりの再読。今回もやはり終盤にきて作者にやられてしまいました。恋愛を扱った物語のなかでも秀逸な出来栄えです。恋愛物はビタースゥィートに限ると思っておりますが、本作はビターのなかのビターだけを純粋に抽出して取り出した、常人には真似できない作品となっています。読んでるそばから頭の中を映像が駆け巡ります。恋愛は怖い、人間をダメにする無限の力が秘められている魔物です。ちょっとのお互いの感情のすき間からその恐怖は広がっていきます。その先に何があるのか、本作はそこを追求しています。その追求は真剣であるからこそ読者である我々は目が離せなくなるのです。 20代後半以降の男女は必読です。物語の波に乗っていくことも出来るし、自分だったらと考えながら読むこともできます。そこに新たな「自分」を発見することが出来うる物語であると思います。 林真理子さんの解説も本物の「解説」です。物語を読み終えてから、解説を読むと物語の理解が深まること間違いなしです。
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