今回の敵役は二人。昼ドラ的経緯でぶっこわれてる魔女と某キャラ縁の方です。
後者が意外に憎めなくて、こうきたか〜、と思いました。
セシアとウォーカーたちの掛け合いは今回もたくさんあって、
ルーシャスとは、えっ?そんなことしたの?的なシーンもあります。
っていうか、脱ぐのありだったんだ。。。。
おもしろさは前作から変わってないので、買ってよかったなと。
ラブコメ脳の自分的には、もうちょい甘めのシーンがあってもいいですけど(笑)
「私から誘ったのだ。――好きに抱け」(帯より)
珍しく、アラブ王子様が受のお話です。
あとがきによれば、作者もそこにこだわっていたらしく、作者の愛と情熱が詰まった魅力的な王子様受でした。
王子様が、凛々しく賢く強く、なよなよしていないのが好みでした。
普段は、憧れられ恐れられて、正義の象徴と呼ばれるくらいにしっかりした王子様なのに、攻に対してだけは少しずつ仮面を外して懐いていきます。その過程がまた愛らしいのです。
攻も、大財閥の御曹司らしく、年上の余裕を持ちながら、そんな王子様をしっかり包みます。
アラブ王子といえば強く傲慢な攻様がデフォルトでしたが、受もいいものだと見方が変わりました。
甘いといっても、砂糖の甘さではなく、ちょっとお酒が入った高級チョコレートみたいな甘さのお話です。ラストはしっかりハッピーエンドで、幸せな気持ちになりました。
スコット・フィッツジェラルドといえば『グレート・ギャツビー』だが、この短編集もなかなかであると思う。 この短編集でもその時代の華麗さ、倦怠感、虚栄、孤独というものが入り混じった活字の海を滑ることができる。 フィッツジェラルドの世界は、都市=「極彩とアスファルト」に溢れ、愛と欲望、自尊心と軽蔑などの内的レアりティーを彼の巧みな洞察力で描き出している。 比喩を多用した、活きた情景描写、 登場人物の性癖や人種の叙述から始める方法など 面白い点もたくさんあるのだが、 同時代に生きていない私には共有出来ない感覚や、途中退屈に思える箇所があった。 しかし全体としては楽しめる本であると思う。
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