映画「ファインディング・ニモ」のキャラクターたちが次から次からへと出てくるので、同じキャラクターで飽きることはまったく無い! ミニーゲームがいっぱいで、本当に面白かったです(喜)
感動系のお話だから、必死な父親の愛情が前面に描かれてて、それに手を貸してくれるドリーもいい人(魚)で…、なあんて思っていたら、まずドリーがとんでもない大ボケだったのが意外で大笑いでした。サメの三人組がムリして菜食主義でがんばるのも、どうしてこんな発想が出てくるのかとかなりおかしかったです。そのほかにもギャグ満載で、堅くなりがちな親の愛情をテーマにしたお話をとっても愛らしく声をあげて笑えるぐらい楽しく自然に見せて、見守るという行為がどれほど大きな心の鍛錬を要するものであるかということを静かに心のなかにしみこませてくれるように思います。子どもたちが対象というよりは、パンフにもあるように、子育てに追われるお父さんお母さんへ向けた、自分をちょっと振り返らせてくれる作品かなと私も思います。
映画で見る以上に画像がきれいで、幼児向けには面白いゲームです。我が家の息子は夢中です。
DISNEY presents のPIXARアニメに共通した道徳的テーマ、 ・ 仲間が危険にさらされた時は、自分の身を犠牲にしても助けようとする勇気 ・ 決してあきらめない粘り強さ、不屈の精神 ・ 仲間と協力して困難に立ち向かう、団結の力 これらに加えてこの作品では、父子の絆、育児的な教訓(可愛い子には旅をさせよ)が加わっている。 さらに、海の映像は目を見張るように美しい。 魚たちの動きは本物の魚と寸分違わぬように計算されつくしてある。 ストーリー抜きにして、映像インテリアとして部屋に流しておくだけでも癒し効果がある。 吹き替えも、ドリーの室井滋が絶妙にうまいのだが、吹き替えだけで見ていると、なぜ主人公のクマノミが他の魚に出会うたびにジョークを言わされるのかが分からないだろう。クマノミは英語でclownfishという。だからclown(道化)のように何か面白いことをしてくれると期待されるのだ。 それはまぁ余談だが、ストーリー、映像ともに、年代を超えて楽しめる絶品である。
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