本書は人気ゲーム「戦国BASARA」に登場する戦国武将ゆかりの地をたどるガイドブックである。戦国武将一人ひとりを取り上げるシリーズ物の一冊で、本書のテーマは大阪の陣で活躍した真田幸村(真田信繁)である。
「戦国BASARA」は戦国武将達を操り、敵をなぎ倒す爽快さがセールスポイントのアクションゲームである。戦国武将がスタイリッシュに描かれ、歴女(歴史好き女子)ブームの一因にもなった。
「戦国BASARA」自体はフィクション性の高い設定である。幸村は武田信玄に仕え、伊達政宗とは宿命のライバルになっている。また、戦国武将の衣装や武器も時代考証から離れたものになっている。これに対し、本書は史実の真田家に関連する名所を紹介する。
紹介する地域は真田一族発祥の地である真田の郷(長野県)、上杉氏・北条氏・武田氏・真田氏の間で争われた沼田(群馬県)、徳川の大軍を二度も撃退した上田(長野県)、幸村の兄・信之から初代藩主となった松代(長野県)などである。取り上げる内容は城跡や寺社、温泉、旅館、名物料理、土産物まであり、旅行ガイドブックになっている。
幕末まで続いた真田松代藩では8代藩主・幸貫は下級藩士の佐久間象山に洋学を学ばせた。象山は洋学の第一人者となり、吉田松陰や勝海舟、坂本龍馬ら幕末を動かした人物に影響を与えた。ここに本書は実戦的かつ合理的な真田家の精神を見出す(61ページ)。戦国時代というスポットで限定するのではなく、幕末にまで続く流れとして歴史を見ることも勉強になる。
興味深いのは歴史関連書籍やグッズを扱う「時代屋」若女将・磯部深雪氏のコラムである。若い女性ファンには幸村をはじめ、石田三成や島左近、大谷吉継ら関が原の合戦時の西軍武将が人気という。そこには切なさやロマンがある。これに対して、豊臣秀吉や徳川家康のような一度でも勝者になった人達には切なさやロマンは感じにくい。幸村達の精神面の美しさやカッコよさに魅了されるとする(89ページ)。
「歴史は勝者のもの」と言われるが、西軍武将人気は正反対である。歴史上の人物を勝ったことではなく、何を成し遂げようとしたかで評価する。これまでの歴史常識からは外れるが、実は真っ当な人物評価である。歴史は為政者にとって国民支配の道具にもなる。そのような官製の押し付け歴史観に対抗する意味でも歴女の感覚に健全性を感じた。
コンパクトに色々な郷土料理が一冊にまとまっています。 今のように食べ物が溢れている時代とは違って、おはぎなんかが ご馳走だった頃のお料理が載っていて、ああ、昔は今のように 色々な娯楽があるわけでもなく、季節ごとの行事や地域の集まりなんかが 楽しみで、こんな料理を作って、みんなで食べたんだろうなぁと思い浮かびます。 今では、料理の仕方も若い人ではわからないような基本的な日本の素朴な お料理がとりあげられていて、とても参考にもなります。
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