まさに傑作中の傑作です。 人が死ぬわけではなく、ヒーローがとんでもない悪役を倒すわけでもなく、 派手な映像や音楽で演出するわけでもない。 しかし、静かな感動があり、何度も泣いてしまう。素晴らしい映画です。 映画全体が静かで、知的、誌的であり、美があります。 印象的な台詞がいくつもあり、格言的、哲学的で心を激しく揺さぶります。 キャラクターは弱さや信念、陰があり、人間的で誰もが魅力的です。 友情や愛、人生の要素が生み出したコラボレーションが、この映画を支え、 最高の物語を作り出しています。 前向きになれ、生きていく姿勢を改めて確認できるような、そんな映画です。 これ以上の脚本はそうないでしょう。 アメリカンジョークはあまり笑えないですけど…最高です。 脚本が主演のマット・デイモンとベン・アフレックによるものと知った時は、 彼等の才能に感動し、震えました。 彼等の才能とそれを実現してくれたクリエイターに感謝です。
映画館で2度、DVDで数え切れないほど観ました。
天才的な頭脳を持ちながら、幼児期に親からの虐待で、自分に自信を持てなくなった
青年と、カウンセラーのぶつかり合いの物語。
いい条件の就職を、次々と蹴ってしまう・・その時の長い台詞を一気に言うのも
山場だと思います。
「君は悪くない・・・」の言葉で、子どものように泣きじゃくるウィル。
私も、このシーンでいつも涙を流してしまいます。
この世の中に、何も分からない子どものうちに、虐待を受けて、自分が悪いと
思い込んでしまっている人が、きっとたくさんいるのではないか・・と。
虐待じゃなくても、いつの間にか自分に自信を失くしてしまっている人すべてに
お勧めしたい作品です。
他にもこの価格でいい作品は買えますが、 一昔前ならあまり考えられない価格でした。
ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン、ベン・アフレック等の 豪華俳優が織りなす人間関係は言葉では言い表せないほどの深みが あります。
終盤でロビン・ウィリアムズがいいました。 「それが本当にやりたいことなのか」 結局彼は彼女に会いにカリフォルニアに行きます。 彼は才能を今後どうやって生かしていくのでしょう。 良い企業に就職して高給取りになるだけのエンディングではない点が その後のウィルハンティングの人生を想像させますね。
結局人間は本当にやりたいことに皆出会えるのでしょうか。 彼が本当にやりたかったこと、それは本当の愛をこれから 彼女と二人で育むことだったのかもしれません。 恐れずに人を愛し愛される、そんな事を教えてくれる映画です。
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