最近は真夜中過ぎでも各放送局が毎日のように深夜アニメを放映するようになって久しくなった。しかし、大半がいわゆる男性青年層向けのギャル系アニメ或いは、エバ系のロボットアニメが大半を占めている。その中で本アニメはかなり異色の光を放っていた。テーマは日常を扱ったものがメインだが結構シリアスな題材が多い。しかし、全て1話完結のオムニバス形式なのでどの回からでもすんなり入り込める。 最初見たきっかけは、他でもないチャンネルをガチャガチャ変えているときだ、失礼ながらテレ東はチャンネル変えの時でも殆ど変えない。しかし、ひょんな事から深夜にたまたまテレ東に変えて、この番組が飛びこんできた。深夜という落ち着いた時間帯もさる事ながら、上記のような偏った深夜アニメの中で一際シリアスタッチで描かれていたこのアニメに見入ってしまったのだ。 まだ番組紹介のテロップを見て驚いた。声優が凄い。竹之内、反町、唐沢、財前。。。テレ東にまずゴールデンでさえ出演しない役者が堂々と深夜アニメで声優をしているのだ。もしかしたら彼らはこの原作を知っていて賛同したのかもしれない。と、思うのは私の思い違いだろうか? しかし、芸能人にも「人間交差点」フリークがいるのでは?と思うくらいの素晴らしい内容なのだ。ありふれた日常を扱っているかと思えば深刻な場面を描写する話もある。それらひっくるめてヒューマンドラマ人間交差点なのだ。 私は、触発されてこれから原作漫画も読もうと企てている。 アニメだから、深夜放映だから、テレビ東京だからと侮るなかれ。考えさせる名アニメ「人間交差点」。ある意味ガンダム、北斗の拳クラスだ。
ワインの入門書がそれこそ吐いて捨てるほど出版されている中で、本書は有名漫画家によって書かれたものということでイロモノ扱いされかねないが、体系的な作りとなっていて、優れたワイン入門となっている。多くのワイン入門がプロによって書かれており、素人の視点から書かれていないのに対し、本書はまさに素人の手による素人のためのワイン入門となっている。分かりやすさも抜群であり、漫画も効果的に使われている。先ほど少し触れたように、本書の最大の強みは体系的に作られているところだろう。赤ワインと白ワインになる葡萄の品種のリストや、産地国毎の有名な銘柄のリストはまさに素人が欲するものなのだが、これまでのワイン入門には何故か掲載されてこなかったものである。本書を読めば、押さえておくべき最低限の知識がつくし、簡易な辞典としても使えそうだ。
難点を言うとすれば、記述がフランスに偏っていることか。今のご時世、フランスを偏重する時代では最早無いだろう。日本ではアメリカ、オーストラリア、チリのワインのユーザーも多いと思われるので、これらの地域のワインについてももう少し詳しく書いてくれれば更に良かった。
大好きな作者なので、初期作品(と言っても人間交差点の時代)の掲載作品集なら全部持ってるな、とは思ったのですが買いました。
やっぱり!とは思いましたがその通りでした。 でもそこは作者が好きな私としては、こういう類似作品集を今まで持ってなかったので70%の満足度です(苦笑・・・)
ただ貴サイトの商品説明の欄に「美人劇場8作品掲載」等と書かれていたら購入しなかったかもしれませんが(笑)
こういう新作でない時はやはり作品名は必ず書いてほしいですね・・・
初掲載のコミック自体が古くなったので、ここで新しいのに揃え直そうと言う弘兼ファンには買っても価値のある作品集と思います。
こう言う旧作品集なら、880円(5%税込)は高い、750円(税込)ぐらいに企業努力すべき。 これでマイナス★1個。
「美人劇場」美人劇場・夜は碧い空・午後のフォークダンス・春の嵐・ニートな午前3時・M氏の遊歩道・夕方レストラン・ふりむいてみあげて、の8作品と
隠れ鳶・赤い糸・ママのアップルパイ、の3作品
の合計11作品掲載。
弘兼 憲史氏の原作、マンガ黄昏流星群の第4巻「星のレストラン」に とある病院の待合室で出会ってしまい、涙、涙。 「こんな素晴らしい作品なら、映画化しなきゃうそだ」と つぶやこうと思って念のためにググってみると、ちゃんとDVDが出ているではないですか。
即、購入。DVDを観て、また涙、涙。
原作のコマ割?が素晴らしいのだろうか、ほぼ原作のとおりの場面展開。また、原作ではわからない料理の美しさ、そして原作では省略されたと錯覚してしまうくらいのちょっとしたエピソードのような場面が自然に入っていて、これも楽しめます。原作に出てくるヌードの場面は、映画にはありませんが、映画としては、この方がずっといい。
ただ、残念だったのは、僕が一番感動した場面のあのセリフが映画には無かったこと。 「ムニュをみてあれっと思い、オードブルのテリーヌでまさかと思い・・・、舌平目のロールで確信しました」だったかな。 このセリフが欲しかったです。
でも、きちんとフランスロケもして、料理の場面もこだわって、本当に丁寧につくってある映画でした。 昔、心から愛した人と別れた経験を持つ方なら、この作品の持つテーマの深さと、気高く生きる登場人物たちにぐっとくることでしょう。
本作は、矢島正雄・弘兼憲史の『人間交差点』の新ストーリーとして、内海隆一郎の小説『翼ある船は』を織り交ぜながら再構成されたNHKの人間ドラマ。収録されている各回のタイトルは以下の通りである。
第1回 引退記者のファイル
第2回 赤ひげの歳月
最終回 翼ある船は
物語は、かつて新聞記者であった孤独な老人の寺嶋由次とその姉の孫娘で大阪で新聞記者をする富岡マリエとの出会いから始まる。当初、そりの合わない二人だが、様々な人々と向き合う中で現在と過去を通して多くの「感動」を紡いでいく。
しかし、最終回のカーチェイスだけは全くもっていただけない。いくら「岸壁の母」へと至る伏線とはいえ、せっかくの物語が少し浅薄なものに思えてしまった。また俳優に関しても、仲代達矢はともかく、佐藤江梨子と黒田有は、必ずしもベストの人選ではないような気がする。いわゆる「社会派」の重厚な素晴らしいドラマだっただけに、もう少し完成度を高めてほしかった、というのが私の率直な感想である。
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