この数年、国内SFのアンソロジーがたくさん出版されてるが、その火付け役でもあるこの創元SF文庫のシリーズも今回の2010年版で4冊目。というか、やっと読めたが、今回も粒ぞろい。
一応、収録作品を挙げておくと、
冲方丁「メトセラとプラスチックと太陽の臓器」 小川一水「アリスマ王の愛した魔物」 上田早夕里「完全なる脳髄」 津原泰水「五色の舟」 白井弓子「成人式」 月村了衛「機龍警察 火宅」 瀬名秀明「光の栞」 円城塔「エデン逆行」 伴名練「ゼロ年代の臨界点」 谷甲州「メデューサ複合体」 山本弘「アリスへの決別」 長谷敏司「allo,toi,toi」 眉村卓「じきに、こけるよ」 西島伝法「皆勤の徒」
の14本。
大ベテランから新人まで、本来のSF小説からミステリっぽいものやコミックまで、バラエティに富んでいる。
河出の「NOVA」と違って、書き下ろしではないため、既読のものの多かったが、それでもこのレベルの作品を集めているのはスゴイ。 特に良かったのは、津原泰水の「五色の舟」、山本弘の「アリスへの決別」、谷甲州の「メデューサ複合体」、長谷敏司の「allo,toi,toi」かな?完全に自分の好みだけど...
収録作のひとつである山田正紀の「雲のなかの悪魔」がカッコイイです。シビレました。文句なしに。 脱出不可能な収容所惑星からの脱出モノで量子力学的なネタをふんだんに投入しているのですが、その使い方がカッコイイのなんのって。この一編だけでもワタシ的には買いでした。
留学には憧れているものの目的がハッキリしない人や、行きたい国が決まらない人には参考になると思います。ブームになりつつある中国留学の事も出ていましたよ!30人の留学者の体験談が期間別(1ヶ月以内の滞在~3年半まで)に掲載されていて海外留学に迷ってる人には色々な意味で決心がつくのではと思いました。留学プランも出ていましたが、本気で行きたい人には選ぶには少ないと感じますが留学コーディネート会社のURLも書いてあるので自分で探すこともできるので利用の仕方によってはかなり便利に使える親切な本です。留学準備に関する情報が詳細(滞在する国別の生活費やビザ情報や試験情報など)なのは役立つと思います。
インディーズ時代の3作品からその変遷を辿ると、確かに揺らぐことない芯の部分を残しつつも
常に新しい彼らの音を表現し続けているとわかる。
今回のアルバムもいい意味で混乱させてくれています。
綺麗に奏でるというよりは歪んでいたり少し野蛮で暴力的だったり。
彼らの音は変にまとまりを持たない。かと言って、それぞれにひとつの曲としてはちゃんと完成系。
音を重ねていたり、すこし手を加えて機械的な感じを持たせていたりと現代的なサウンドで、それが妙に心を揺さぶってくる。
不安や憤りやときめきや、常にそういう心を動かす音楽を提供してくれる。
その楽曲ごとにコンセプトや受けるイメージも様々だが根本にあるものはひとつ筋が通っているようで、
それが彼らのこだわりと言える部分かもしれない。
硬質な音に柔らかな声がのって、相反するもの同士が妙な一体感を形成している。
2曲目の「good blue」は疾走感。3曲目の「butterfly swimmer」は高揚感。5曲目の「電車、滑り落ちる、ヘッドフォン」は消失感。12曲目の「パーセンテージ」は焦燥感。それらは不安や憤りを内包して、怒りや好奇心を露わにして、どうしようもなく途方に暮れてみたり意味のない空想を巡らせたり。誰もが抱える陰の部分をくすぐっていくのが彼らはとても上手いなあと感心します。等身大で苦悩している様子は妙にリアリティがあって、でもその音のせいかドラマティック。内村さんの歌詞もすごくストレートだったり、暗喩めいていたりしてそこもとても面白い。
不器用で歪、不完全でいて緻密。音が動いている。うねって渦を巻いたり跳ねたと思ったら沈んだり。
彼らの音にのまれた人は、たぶん皆この不安定な心燻る感覚を楽しんでいるのではないかと思います。
もちろんわたしも例に漏れず。
どの語彙もわかりやすく書いてあります。イラストがたくさんあって、見ていて楽しいです。もちろん、そのイラストが単語の意味を理解するのに、とても役立ちます。例文も理解を助けてくれます。 しかし、もっと本格的な英英辞典を買った方がいいと思います。 この辞典は、英英辞典を初めて使ったり、英語を始めたばかりの人が使うのに適しているのかなぁ。なんて思います。でも、上級者の人も補助的に(楽しんで使うため)使うのには良いと思います。 個人的なことを書いてしまいますが、私は、この辞典で何かを調べるというよりも、電車の中でパラパラと捲って、気になる単語を見てみたり、お昼休みに時間つぶしに読んだりしています。 あ、電車で・・・と書きましたが、持ち運びに便利なサイズではありません。 入門や補助的に使うにしては、ちょっと値段が高い感じがします。
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