個人的にはこのレコードがロックの歴史を変えたような気がしている。
演奏力のある実力派が前面に出てくるようになったのはこのレコード(当時)からであったような。ライブというのがこんな生々しいものとは想像も出来なかった時代の歴史的証言でもあります。表紙(ジャケット)はノーマン・ロックウエルで当時でも一線を画した雰囲気がありました。
妻へのプレゼントとして購入。
低価格なのに 造りはしっかりしていますね。 七宝焼のテカりも綺麗です。
ホンモノのレスポールは 俺の小遣いじゃ買えないけど コレならイケます。
これは、1976年に発表された「If you love those blues,play’em as you please」という作品と、1979年に発表された「Bloomfield Harris」という作品の2つが一緒になったお得なアルバムです。 特筆すべきは、前者の作品であります。アメリカのギター雑誌から発表されたので、ギターの教則本のような所(曲間ごとに彼のコメントが入る)もあります。しかし、決して肩がこるようなものではありません。グラミー賞にもノミネートされた事があるぐらい、普通に様々なブルースが楽しめる作品なのです。 彼自身も1979年のインタビューにおいて、自分のベストレコードだとしており、ファンは聞き逃せない作品です。
美しい、だけではなく透明でいてしかもビロードのようにしっとりと濡れていて官能的・・・。
あ、「フィーリン・グルーヴィン」で聴かれるマイクのギターソロのことです。
特筆すべきはこのギターソロが始まる直前の一瞬の静寂。
音を鳴らさずとも充分に心を震わすことのできる数少ない本物のギターリストの一人であったと思います。
1曲目にして既にハイライト!!
シカゴ大学に在学中から黒人ブル-ズマンと共演して腕を磨き、'66年にPaul Butterfield B.Bのリ-ドギタリストとしてデビュ-し名を知られるようになった。彼のギタ-のスタイルは、ただ黒人特有のブル-ズフィ-リングを吸収しようとしたものではなく、どこかJazzの風味を加味した彼独特のフレ-ジングを聞かせる点にある。この当時、黒人ブル-ズに最も近い白人ブル-ズギタリストであった。その彼の魅力がたっぷりと楽しめるアルバムがこれである。'76年12月から'77年5月までに地元サンフランシスコのOld Waldorfといういわゆるライブハウスでの録音。彼はここで、ほぼ毎週末に出演していたのであるが、その音源から選ばれたテイクがここに収められている。ボ-カルはお世辞にもうまいとは言えないが、まあ彼のボ-カルを期待して買う人はいないだろう。やはりギタ-が素晴らしい。特にミディアム調とスロ-ブル-ズで本領を発揮する。E Claptonのブル-ズで満足できない人はぜひ買うべし。気に入れば次はP Butterfieldの1stアルバムがお薦め。その先には、こてこての黒人ブル-ズの世界がまっている。そこに一旦はまると抜け出せない。
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