隠れ財宝の位置がある程度アバウトに記載されています。
内容的には十分です。
あくまでイメージアルバムであり、ゲーム中で使われていない曲が多いが
逆にそれらの曲こそ輝いており、オウガの世界が限りなく広がると共に、
純粋なシンセサイザー音楽としても存分に楽しむことができる。
全編にEL&PやYES(ABWH)などのプログレエッセンスが散りばめられ、
かつ、80年後半〜90年代の日本のシンセ・打ち込み音楽の雰囲気が漂っている。
今では若干古い印象は否めないが、その時代の音楽を楽しんできた耳には心地良い。
3曲目「INNOCENCE」での大木理紗の歌声は、ファイナルファンタジーの
ヴォーカル・コレクションの感動を蘇らせてくれる。
劇的な曲展開に乗る歌声は圧倒的で、このCDの最初のクライマックスと言ってもよい。
聴きどころと言われる5曲目「Megalo Syntaxis tes Astronomias」は
単純なメドレーであり、クラシックの交響曲のような有機的なつながりは希薄。
しかしここでゲーム音楽本来の目的を思い出す。
精妙なアレンジが施され、このゲーム音楽の特徴である音域の広いアルペジオが
オウガの世界をリアルに描き出している。
7曲目の「Neo-A Planet's Death」が実に素晴らしい。
この曲はオーケストラで鳴らすことを前提に考えられていると思わせる。
煌びやかに鳴り響く高弦、ホルンの咆哮、コントラバスのゴリゴリという地鳴り、
メロディーに絡みつく木管楽器、聴いているだけで頭に各楽器が浮かんでくる。
ピアノ協奏曲か、ピアノを伴う管弦楽曲として、生で聴いてみたい。
そしてこの曲でアルバムが閉められることで、全体が非常に締まった印象となる。
ゲームをやったことが無い人は聴きづらいかもしれないが(ゲーム音楽の常)、
もしオウガファンで音楽好きであれば、ぜひ聴いてもらいたい1枚。
オウガバトル64の攻略本。
本の構成は基本的なシステム説明+戦術説明、シナリオ攻略、データ集となっており、比率は大体1:1:1とバランスよい。攻略本としては大型で、ページ数は362ページとかなり分厚い。値段は少々高めだ。だが攻略内容(データ、丁寧な解説)+このゲームを遊びつくす為の様々な情報が詰まっており、攻略本の鑑といってもいい出来である。
具体的な内容は基本データから、敵の行動パターンなどの隠しデータはもちろん、システム、コマンドなどの細かな説明。各ステージ、各章の分かり易い攻略、各イベントに対する詳細な説明、チュートリアル完全攻略など、穴が無い。
さらには、主人公の最強育成計画やら、最強キャラ、レギオン育成計画、縛りプレイ。果てには短い時間でこのゲームを楽しむ為のルートプランの提示など、明らかに、このゲームを何回もプレイすることを前提としたコラムまである。
ただ・・・気になる点もチラホラ。まず、誤字・脱字、データの不備が結構ある。そして、攻略内容の不備(攻略本には書いてないが攻略に重要な事があったり、攻略内容そのものが間違っていたり・・・)。残念ながらこの攻略本でも、不十分な点がいくつかある。気になる人はネットで調べてもらうしかないだろう・・・。
とはいえマイナス要素を差し引いても、この攻略量、情報量には恐れ入った。何よりもこの攻略本、読んでいて楽しいのだ。コラムはもちろん、ちゃんとこのゲームをプレイした執筆者の忌憚無き意見が述べられており、プレイヤーに配慮した文章が書かれているのは、好感が持てた。なによりこの攻略本からはゲームに対する愛が強く感じられた(星5つの理由でもある)。
このゲームを初めてやられる方はもちろん、1回このゲームをクリアしてさらに遊びつくしたいと思われる方には、是非お勧めできる攻略本である。
最初見たときは、薄っぺらくて頼りにならないかと思ったが、サターン版の攻略本に比べ遥かにツボを押さえた内容の濃い本だった。マップに若干位置ずれや漏れがあるが、サターン版に比べれば些細なもの。各マップのイベントをきちんと押さえてあり、攻略前後に必要な行動を見やすく記述してあるのも助かった。アイテムやエンディング条件等の情報も詳細。 但し、各マップ単体で見れば十分だが、攻略順序によって発生しなくなるイベントなども考慮して攻略を順序づけてほしかった。それと、製本が安っぽいのか、すぐに頁がバラバラになって本が壊れてしまったのも残念。もう少ししっかりした作りにしてほしかった。
ジャンルは戦略シミュレーション。「ファイヤーエムブレム」とか「FFタクティクス」系統。戦略シミュレーションが苦手な俺にとってはあいかわらず作業がめんどくさく感じたが、それでもストレスになるほどではなかったから、戦略シミュレーション好きな人には全く問題ないと思う。操作性はそこそこよかった。携帯ゲームだからいつでも手軽に遊べるところもGOOD♪
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