青春歌年鑑 1978と一緒に購入しました。ギターを始めるきっかけとなったツイストを始め、西遊記や銀河鉄道999のテーマソングなど、盛りだくさんで当時の思い出がよみがえり、懐かしい気持ちで聴いています。最近はカラオケでほとんどの曲を歌うほどです。今はギターが弾けるようになったので、弾き語りもしています。私にとっては最高傑作です。できれば、当時の映像で見たいです。
おそらく桑名正博のアルバムの中で最も「ロック」なサウンドを聴かせてくれる作品ではなかろうか。 L.A.録音のアルバムだが、同じL.A.繋がりのプロダクションであった「KUWANA No.5」と聴き比べてみれば一聴瞭然である。
これまでの桑名正博のある種核であった松本隆ー筒美京平作品が無いこともあるのだろうが、歌謡曲とロックのどっちつかずの印象もなく、アルバム全体が非常にタイトにまとまっている。桑名正博のレコードを聴く度にしっくりこなかった妙な編曲も一切なく、ライブで聴けたTEARDROPSのサウンドを最もレコードに具現化できたアルバムであるとも思う。
もし「スコーピオン」や「サードレディー」など過去一連の松本隆ー筒美京平作品がこのアルバムで繰り広げられるようなサウンドや編曲で録音されていれば…と願わずにはいられない。
「ダ-ティ- ヒ-ロ-」が英詞ヴァージョンで収録されているが、これはシングルでの日本語ヴァージョンのままで良かったのでは?(^^;
3曲目の「フィッシュ(魚が出てくる夜)」は名曲だ。
かって日本のロック、ポップスの基礎を築いた、はっぴいえんどのメンバーだった松本隆先生の記念盤。
ひとり、ひとりが優れた才能を持つグループで、あったが先生は作詞という世界で一時代を走り抜けた。 少し前の時代には阿久悠という天才が昭和の歌謡を引っ張った。その数は星の数ほど…といったくらいのヒット曲を生み出した。それは俺が、まだ小学生くらいの時代だ。 そして中学生になる頃には女性より女心の分かると言われた歌詞を創る天才が現れた、それが松本隆先生である。
この時代が青春だった人には、たまらない程の楽曲が収録されている。そして今の時代では、こんな歌詞を創る事も、これだけの仕事を短期間に、こなせる人も存在しない。 平成、生まれの人には何の興味もないような楽曲かもしれない。
今のデジタル化された音楽に満足されてる方には別に無理に勧める気はない。ここに収録されている音楽は1〜2ヶ月で消えていく現在のような使い捨て楽曲ではない。ましてイヤホンやヘッドホンで自転車に乗りながら(危ないのでやめるように…)聴くようなものではない。 ちゃんとしたオーディオを持っていたり(ちょっとしたコンポでもいい)長時間、車に乗る方には絶対、満足できる作品集である事を知って頂ければ幸いである。
80年代中心の音楽で90年代の売り上げ枚数と比較すると数字的には劣る。何故ならば80年代はレンタルレコード全盛期だったからだ。しかし、その借りたレコードを、みんなで聴いて、みんなが知ってるヒット曲なのである。90年代はCD全盛期。個人で購入し楽しむ時代だったわけだ。
そして今は街からCDショップが年々、消えていく…
竹内まりやの結婚前に所属していたレーベルのベストである。 このベストは、そもそも結婚して一時期休業している竹内まりやの、 販促ベストと発売されて、「BEST PACK」とは、 当時RCAレーベルが出していた、 所属アーチストの一括ベストアルバムのタイトルである。 しかし、そういう「企画ものベスト」なのに、 収録曲のバランスや内容が実にいい。 たぶん、本人はおろか現在、最大のプロデューサーである、 山下達郎氏の手も加えられていないと思うわれるが、 おそらく、レーベル側が作ったベストとしては、 秀逸の出来だと思う。 しかもこのベストは、他のアルバムから持ってきたジングルや、 コアなファンなら「アレ?」っと思えるようなミックスの手法も、 ばっちり入っている。 また、作家陣も当時としては、かなり豪華で、 竹内まりやが、自分で書き出す前の作品として、 今の魅力とは違う面も、ばっちり引き出されている。 余談だが、アンルイスが桑名正博と結婚した際に贈られた 「リンダ」が、セルフカバーされているが、 これは、ワーナーレーベル側のベスト「Impressions」に入っている「リンダ」と、 同じアレンジ・同じコーラス・同じスタジオミュージシャン・同じミックス手法での、 全く違う時期のレコーディング曲である。
岩崎宏美はスター誕生の時からリアルタイムにテレビ、等で視聴していますが、初めてデビュー曲「二重唱 デュエット」を聞いたときには鳥肌がたった。明らかに他のスター誕生の出身歌手より群を抜いて歌が上手かった。他の歌手達はいっぱいいっぱいだったのに、この人はどんな難しい歌も余裕で歌っている―ようにみえる―。それから彼女の大ファンになり、のちに英ミュージカル「レ・ミゼラブル」日本初演に出演しファンティーヌと言う役を演じた時にも帝国劇場に観に行ったが、あまりの歌の上手さにまたもや鳥肌が立ってしまいました。当時、日本公演初演のEPとテープが発売されたが、残念ながら島田歌穂の「オン マイ オウン」と内田直哉、他の「ピープルソング」の2曲のみしか収録されていなくとてもがっかりしたものだ。本公演はその後再演を重ね6種類のCDがでたが、その間に復帰した際にも運悪くそのどれにも岩崎宏美の名前がない。こんな上手い人の音源がないなんてまったく運が悪すぎる。だからこそ本BOXで取り上げてほしかった。更に申し上げるならば岩崎宏美のシングルB面やアルバムの中にもすばらしい曲が沢山ある。特に「ロマンス」のB面「私たち」はライブ音源は取り上げているがスタジオ録音版は取り上げていない。とても良い曲なのに残念だ。しかしながらこれらのものがないからと言って本BOXの価値が下がるわけではない。最後に、つい先日テレビ出演し「シンデレラ・ハネムーン」を歌った際にこの曲を歌うと笑われるから封印し、もうこの曲は芸人のコロッケにあげた!と冗談でいっていたが、冗談でも“ものまね芸人”ごときに、こんなすばらしい楽曲をあげたなどとは言わないでほしい。そしてこれからも円熟した歌唱力でこの曲を歌い続けてほしい。
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