やはりサイズが小さいせいで、本体の安定性には問題があるかもしれません。 しかも手振れ補正が未搭載のため、油断すると写真がぶれてしまいます。 価格から考えても仕方ないのかもしれませんが、せっかくの小型に特化していますので残念です。
ペンタックスが欧米でもファンをつかんでいるのは、MZ3の伝統で、安いが高級感がありプロ的な味があるからではないだろうか。この解説書は作例はすべて白黒写真だが、K200Dの能力を最大限発揮できるような解説がされていて、メーカーのマニュアルとはまた違う視点がある。
PENTAX K-7に関するMOOKは学習研究社(CAPAの特別編集)と二玄社、そして本書の3冊が発行されています。
本書はカメラのMOOKとして重要な写真の写り方が読者に伝えられるように、色がくっきりでるアート紙(だと思います)を用いています。巻頭の様々な撮影シーンにおける作例の紹介はK-7の使いこなしのポイントや特徴が書かれていて参考となります。
修飾辞な部分は他書に比較して省かれ、K-7の撮影機能とそれを用いた撮影結果を中心に、交換レンズの紹介と使いこなしのポイント、そしてK-20Dとの比較がまとめられています。一般論として他社のカメラ設計の方向とK-7の比較が述べられている部分もありますが、あくまでK-7にフォーカスした本です。構図微調整機能の使い方の解説は参考となります。
一言で言えば「非常に使いやすい」一機で、トータルで見ると単体ではエントリー機としては頭一つ抜けていると思います。
付属のレンズも値段の割にはとても優秀で、あとはマクロレンズを追加導入すれば、特殊な場面を除いては撮影できないシチュエーションはないと思います。(もしくは単焦点沼にはまって行くか...)
使い勝手の良さから「サブ機として購入したけれど、主にk-rで撮影するようになってしまった。」という人も周りにチラホラいます。
<<画質>>
画像素子や処理エンジンも中位機種に負けないもので、キャノンやニコンに比べるとやや写りは鮮やか目です。(晴れた日の晴れ晴れした感じを出すならペンタックスが有利で、雪や霧、曇りがちなシチュエーションを渋く映し出すにはニコンのほうが有利な気がします。キャノンはどのような場面でも無難に映し出します。)
<<ユーティリティ>>
(サイズ感やシャッター音は好みの問題があるとして)実用レベルのオートフォーカス性能、クラス上位の連射性能、低ノイズの高ISO、単三電池が使える点(要別売ホルダー)など、かゆいところに手が届く仕様です。また、ニコンやキャノンと違って手ブレ補正は本体側についているので、古いレンズでも手ブレ補正をかけてくれる点は嬉しい設計です。
<<気になる点>>
(私は特に不満はないのですが、強いて難点をあげるならば...の話です。)
・バリアングルではない。
・カメラから直接HDMIで出力できない。
・動画撮影に外部マイクが接続できない。内蔵モノラルマイクはそんなによくないです。このチープ感は逆に好きだったりしますが...。
<<備考>>
・本体が強化プラスチック製で、おもちゃのような質感です。好みの別れるところですので実物確認をオススメします。
・レンズ選択肢の広さからキャノンとニコンが色々と有利な点は変わりません。しかしペンタックスはペンタックスで古くからのレンズも使えますし、単焦点レンズも素晴らしいものがあります。
PENTAX k-rで使ってます。
安いので品質にやや疑問を感じていましたが、まったく問題ないです。
CLASS10ということで転送速度もこれまでのものより速く感じます。
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