私はこの作品のブルーレイ・ディスク版とDVD版の両方を購入した。
ハイビジョンカメラを使って撮影したと自負しているだけあって、八重山の美しい海や風景が見事に再現されている。
沖縄ブームに便乗して安易に制作されたニセモノの沖縄環境DVDが氾濫しているが、これは本物の1本。
買って損はない。いや、八重山が好きな方なら、むしろ買うべきであろう。
さらに言えば、ブルーレイ・ディスクが再生できる環境があれば、
ブルーレイ・ディスク版【009-1212036">Healing Islands OKINAWA ~竹富島・西表島~ [Blu-ray]】も出ているので、
本当ならそちらをお勧めしたい。
とは言っても、DVD版の映像再現も素晴らしく、こちらでも問題はない。
私はいろいろな沖縄の映像DVDやブルーレイ・ディスクを買って視聴しているので、
評価に関しては公正かつ厳正であると自負している。
なので、私のお勧め作品は買っても損はないと思って頂いて良い。
とにかく沖縄好きは買うべき作品と言って過言ではない。
テレビ朝日「報道ステーション」の放送で見た時から、ゆっくり落ち着いて見たいと思っていました。数々の風景ビデオなどを見ましたが、モーターパラグライダーからの撮影という今までにはない視点からの映像にとても不思議さと驚き、そして、自然の美しさを素直に表現されているところに心が癒される思いがしました。また、次回のリリースも楽しみにしております。
著者得意の沖縄モノ。沖縄の八つの島を舞台にした連作短編集。こういうのを書かせたら著者に並ぶ人はいない。とても面白かった。
沖縄の八つの島、竹富島、波照間島、小浜島、新城島、西表島、黒島、与那国島、石垣島といった八重山諸島のそれぞれを舞台にして、描かれた物語は、それぞれ異なる彩りで、そこに行ったことのない私だが、それらの島々の景色や人々の生活が目に浮かぶ。
それぞれが独立した物語ながら、一つの大きな物語へと収斂していき、この本全体で著者の八重山諸島への熱い思いが描かれていく様子が素晴らしい。
どれもいい作品だけど、竹富島(タキドゥン)の伝統の祭りを題材にした現代の物語、波照間島(パティローマ)のパイパティローマの伝説、新城島(パナリ)の人魚伝説、そして全ての物語が結び付けられた最後の石垣島(イシャナギゥ)の物語が
特に良かった。
本当、この人の書く沖縄を舞台にした物語は、とてもマジカルで素晴らしいなぁ。
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