重松清のデビュー作。
デビュー作なのにすでに完成された作家のような文章。
やはり、なるべくしてなったという感じです。
同じ学年に自殺者が出ると、その学年の卒業式には雪が降る・・・・。
そんな伝説が残る学校に在学する生徒たちの
約1年間を描いている。
優、誠一、洋介の3人はまゆみという同級生を勝手に
自殺したことにして、トラウマを抱えようとする。
しかし、その本人が現れ、
挙句に優と恋人であることを宣言してしまう。
そこから優とまゆみ、そして優の幼馴染紀子との
奇妙な三角関係が始まる。
精神を病んでしまったまゆみと
自分を嫌いな紀子、
そしてその二人を心配しつつ
自分の大学受験にも頭を悩ませている優。
その結末は・・・
高校生が背負うにはあまりにも過酷な最後・・・。
最後が切ないです。
どうして重松清はここまで
切ない物語が書けるのか・・・ほんとに不思議です。
切ないけれど、
だからといって不幸な人たちを突き放さない、
きっと物語の続きはHappy Endを迎えてくれるんじゃないだろうか、という
期待も持たせてくれる、
ほんと、そんな不思議な作家です。
あえて★4にしたのは 直前に出た「ON THE ROAD2001」があまりにも充実した内容だったため こちらはその縮小版といった感があるからで、しかし! これは浜省初心者の人が彼のライブの魅力を知るにはうってつけの 収録曲、構成になっておりますよ!
君に会うまではの譜面を探していて、このベスト曲集でようやく手に入れました。
他の曲では、弾いていてコードがなんか違うなってとこがあったりしますが、
君に会うまではは、気持ちよく歌えます。コードしか載ってないのが減点ポイント。
スーダンといえば、石油をめぐる南北の内戦、ダルフール紛争、虐殺などの悲惨なイメージがつきまとう
貧しさの中で、飢饉や非衛生的な環境による病気が子供たちを襲う
しかし、貧しいなかでも、この人達の放つ明るさは何なのだろう
障害を持ちながらは、凛とした顔立ちと、きらきらとした美しい瞳をしているのは、どうしてなのだろうか
生きるということに対する、たくましさはなんだろう
豊かだと思っていた日本人 幸せだと思っていた日本人 健康だと思っていた日本人
”もうひとつ”の持つ意味は、スーダンに対する日本人の「負の先入観」を覆すだけでなく、”もうひとつ”の日本人の生き方を川原医師を通じて教えてくれる
地域と共に、人々とともに、寄り添い、抱きしめる
そんな写真でいっぱいです
※ なお、p.140の中段三行目「西陣駅の地下通路」は、「西新駅の地下通路」の誤りです(^_^)/~
もの凄いアーティストなんだなという事を再確認させられました。
ベストアルバムだというのにアルバムとしての構成がすごくいいし、聴いていて浜田省吾の一大叙事詩という感じ。波の音から始まり波の音で終わる・・・シビれてしまいました。
詞の内容も現代の社会が抱える問題や矛盾、葛藤などが盛り込まれていて考えさせられる。けれど押し付けがましさはない・・・この絶妙なニュアンスの付け方に大人のカッコよさを感じたのは私だけでしょうか?
私にとって本当のカッコよさ、それを教えてくれるアルバムでした。
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