これまでのマックやスティーヴィーのソロアルバムを持っているファンでも買うべきです。 オシャレなジャケット、彼女自身による各曲の紹介コメント(結構意外な内容が一杯)、 そしてPMやライヴ、1stソロのレコーディング時のレア映像まで入ったDVD付きでこの価格。僕もその内容に満足しました。 スティーヴィーのソロキャリアへの自身は相当なもののよう。 やはり「Edge Of Seventeen」で幕開きだが、名曲「Dreams」は原曲のイメージを全く留めないアレンジにしてしまい、 「この曲は2度目の人生を得た」なんてコメントしてる。 それでもアルバムの質が落ちないのだから、いや〜、全くスゴイもんだ。 従来、あまり好きになれなかった地味な「Silver Springs」や「Landslide」も、なぜか心に沁みてくる
DVDでは、トム・ペテイ&ハートブレイカーズとの「Stop Draggin' My Heart Around」が 20年以上を経ても全く古臭くなく、サイコー。シェリル・クロウとの「Sorcerer 」も良い出来映え。 それに、まさか彼女がZeppを(しかも丁寧に)歌うなんて、まるでハートへのオマージュですかね?
とにかく、楽しみ満載の2枚組みです。輸入版でもDVDは日本のプレーヤーで見られます。
これは、コロラド州にある、"レッドロックス"という、天然のでっかい壮大な赤い岩が聳え立つところに作った野外劇場での1987年のライブです。ただ、アップ画像が、あとから重ねなおしたなというのがはっきりしてます。でも、いいんです可愛いスティーヴィー大好きですから。なんか、ミック・フリートウッドも出ているようですし、最後の曲で、ピーター・フランプトンも出ていました。
リージョン1なので、ダメもとで購入しましたが、日本でも見れます。DELLのPCの付属DVDソフトで難なく見れました。それから、5.1CHなので迫力がすごかった。曲数が9曲と少な目ですが、30代のスティーヴィーが見れてよかった。もっとフリートウッドマックの頃の曲があればもっとよかったなぁと思います。
長年彼女のアルバムを聴き続けてきたファンとして、今回は複雑な心境です。
自分のイメージする彼女ならではの曲調(歌詞は別として)とは、いささか異質な
感じがしてなりません。彼女自身の作曲による作品が殆ど無いことや、プロデューサー
の影響も原因と思われます。心に染入るせつなさと躍動感の絶妙なバランスをもった
唯一無二の彼女ならではのサウンドが聴けなかった事が残念です。
鬼才(奇才?)Rupert Hineと組んだStevieの89年のアルバム。わりとポップ志向なアルバムですが、あくまでStevie Nicksであり、Rupert Hineであり、単純なポップアルバムでは決してありません。前作をより柔らかくした感じ、といったところでしょうか。 個人的にはWhole Lotta Troubleのちょっと骨太なところがイイですね。 8Cry WolfはLaura Braniganも歌っていますが、Stevieのバージョンのほうが好きです。 確かに、ほかのアルバムに比べると小粒な感じでインパクトは薄いですが…
P.S. The Other Side of the Mirrorとかけて9Aliceととく、その心は…。白黒のチェス盤のような床に真っ赤なドレスというこのジャケット、似合ってますよね。
ソロ2作目のこの作品に収録された「StandBack」で彼女の大ファンになりました。 今までこんな声で歌う女性ボーカリストを聞いたことがありません。これは現在でも同じです。女性ヴォーカルと言うと、高音の伸びとか、声量とか「歌のうまさ勝負!」って感じですが、彼女は言ってみれば女ボブ・ディラン(あそこまでじゃないかなー)雰囲気が、彼女の最高の持ち味です。そしてまさかこんなかわいい顔からあんな声がっていうルックスとの不一致もまたいいです。 アルバムジャケットの写真を見ても分かるとおり、独特のファッションセンス、独特の価値観、独特の世界観をもった彼女はよく、ケイト・ブッシュと比較されました。しかしそこはアメリカン、どこかど根性的なところがあります。 この当時彼女は親友でをカウンセラーだった大切な人物をなくし、その夫と結婚しすぐ離婚したり、アルバムにも参加しているギタリスト、ワディ・ワクテルとの恋に燃え、と、私生活が凄く色々でした。彼女のこのマジカルでフェミニン、繊細で妖しい世界の仕上げのような感じです。 このあと彼女はよりロックへと流れていきます。妖精から派手なビジュアルのロックスターへ、時代もアナログ録音からデジタルへと変遷。これで70年代は終わった、80年代の始まりといった幕開けも感じさせるアルバムです。
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