モデルは良いが、写真集としての工夫に欠けている。ほとんどがどうということの無い写真。数点良いものがある程度。
モデルも顔だちは良いのに表情の冴えない、ましてや起こった表情を作っているのでもないのに「への字」口だったり。この人は笑顔は最高だが、すまし顔は見られない顔になる。
スタイル的にも「Flying」の方が良いようだ。
初見の感想・・・裕香ちゃんのイメージ、全く変わらないんですね! ファーストPVの『いっしょに行こうよ』の時と比べても、テイストがほとんど変わらないのは高く評価できると思います。彼女の中で『自分はこうあるべき』というスタイルができているのと、それを無理なく遂行できているところからでしょうね。本当にいい娘ですね。改めてホレ直しました。ファンなら買い!
キャラソンCDとしていい出来だと思います。
ソロ歌がそれぞれのキャラの個性を光らせていてよかった。
10. 戦国呼称唄 ~陽炎リミックス~ もキャラのかけあいが面白い。
戦国乙女のアニメが好きな人は聴く価値アリだと思います。
ロケ地が同じ所で発売日が近いと言う事は、恐らく前作と同じ日程で制作された可能性が高いと思われます。制作者サイドの予算的な問題と言えばそれ迄ですが、何だかその時点で少し裏切られたような気分になります。更に追い打ちを掛けるが如く、ドラマ仕立て(独り芝居)のチャプターで陳腐なセリフをアフ・レコしていたのにはがっかりしました。また、水着姿での動きも皆無な状態で、はっきり言って前作の方が遥かにマシです。
一番驚かされたのは「作りの複雑さ」です。モノローグ中の映像で髪の長さがたびたび変化します。モノローグが実際に進んでいる部分は髪が短いので、モノローグ自体は後からの撮影であり、先の撮影部分に音声編集であることが即座にわかります。そんなこんなで、関連する作品は前作の『よこがお』だけでなく、SabraのDVDムックにも及び、今までにない「3本で以上でワンセット」という作りには、本当に驚かされました。
今回の作品群はモノローグにあるとおり『平田裕香さんが自ら考え、自ら動いた結果としての作品』ということにつきると思います。「人から動かされ続ける」ということは、自分の信念・自分らしさを失うことにもなりかねず、決しておもしろいものではありません。現在の自分が持っている信念・自分らしさを大事にしつつ、常に新たな自分自身を追い求め続けることの難しさを考えさせらてしまいます。時間とともに人間は変わっていくことでしょうが、これまでの平田裕香さんの全作品を通して見るとよりいっそう『「変わる」ということはどういうことか』を考えさせられてしまいます。だからこそ、今回の作品群は「人間平田裕香の魅力」が詰まった作品であるとも言えると思います。平田裕香さんの「女優観」というべきものや「人生観」がモノローグの中に全て表われていると思います。ですから、「映像的内容」はさほど問題ではなく、「人間的魅力」に溢れており、「人間平田裕香に対する愛おしさ」を感じさせる作品に仕上がっていると思います。
|