時に品位なきまでに辛らつな言辞を繰り出しつつ、それが映画に対する深い愛情ゆえのムチであることを強く感じさせる合評集「ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判」シリーズを私は愛読してきました。昨2007年にその「ファビュラス」シリーズの完結が宣言されてしまって以来、あの爽快な評論がもう読めないのかと哀しい思いをしていました。
しかし合評こそ終結したとはいえ、柳下毅一郎が(そしておそらく共著者であった町山 智浩も)映画への愛ある鞭打ちをやめたわけではなかったようです。本書「シネマ・ハント」は「ハリウッドがつまらなくなった101の理由」という副題の指し示すところを、相変わらずの辛口で指摘しています。
「シックス・デイ」の論評の核は主演俳優シュワルツェネッガーの「実存的不安との戦い」です。
「トータル・リコール」や「ラスト・アクション・ヒーロー」、「トゥルー・ライズ」など、シュワルツェネッガーはクローン/オリジナル、シミュラークル/シミュレーションという「P.K.ディック的」テーマを好んで選んできたことを踏まえ、「人生がうつろな偽者に思われ、本当の自分がどこかにいるように感じている」と、シュワルツェネッガーの居場所のなさを愛惜を込めるかのように記します。
「アイデンティティ」と「閉ざされた森」をあわせて論じた章も秀逸です。「どんでん返しにつぐどんでん返しは、たしかに観客を驚かす。だが、本来どんでん返しとは張りめぐらせた伏線をすべて回収して唯一無二の『真相』を見せるからこそ意味があるのではなかったか」。
私自身も昨今のハリウッド映画の「驚かし」には、一義的には楽しめているとはいえ、どこか不具合を感じないではいませんでした。しかし柳下のようにその不具合感のきたるところを明確/的確に指摘する言葉を持ち合わせていませんでした。
彼の論を読むと、映画の奥行きがずっと増す気がします。
有志ユーザー達が運営しているwikiを見ることがこのゲームを楽しむための
第一歩だろう。この会社の一連のゲームはユーザー自身でカスタマイズが可能なので
難易度で苦しむことは有りえない。
下の方は、ユーザーサポートに連絡するよりもグーグルで検索するほうが無難である。
と同時に緩すぎる脳髄を締めなおすべきだろう。
なお、国内ゲームのような勝利というものは存在しない。
既存の歴史はどうだったか考えみれば、勝利などという概念がいかに虚であることが
理解できるであろう。
「レッドファクション:ゲリラ」に続くシリーズとなるが、
前作のような箱庭アクションではなく、一般のTPSと同様に
ステージの奥へ奥へと進行していく形になった。
その結果、マップ内のどの施設から破壊していくか考えたり、
敵地の建造物を爆破して急いで車で逃げ出すというような面白味はなくなり、
プレイし始めはずいぶん平凡な作品に収まったような印象を感じた。
相変わらず建造物の破壊アルゴリズムは非常に優秀で
物理エンジンによるリアルな挙動だけでなく、
支柱が破壊されたのち、自重で崩れ落ちるなど
どこを破壊すれば効率よく壊せるかを楽しめるデキ。
前作に登場したハンマーや物質分解の武器だけでなく、
2つの物体を引き合わせるマグネットガン武器があり、
落ちている瓦礫を敵や建物に向かって飛ばしたり、
強敵を壁などに投げ飛ばすことができるのは面白い。
基本的にかなりものを破壊できるが、
階段や橋など通路となるものを破壊してしまっても
LBボタンを押すことで修復することもできるので
進行不可になることはない。
そういった「壊れていたものを直す」操作が
ミッション内容に含まれているのも面白い。
BACKボタンを押せば次に行くべき場所へのルートも示されるので
行き先や目的に迷うことはまずない。
武器の種類はかなり豊富で、
特殊能力の存在やパワーアップ要素もあるため、
プレイすればするほど自分の好みのスタイルに
成長させていけるので楽しくなってくる。
成長内容を引き継いで2周目をプレイすることもできる
敵に応じた武器や能力の使い分け、
パワーアップによって戦闘が楽になるに従って
序盤に感じた「普通のTPSだ」という印象は徐々になくなっていった。
イマイチな点としては体力低下時に画面がモノクロになるため、
敵の位置が極端につかみにくくなること。
アイテムや地形も読み取りにくくなり、ダメージを回復するために
遮蔽物に隠れようと思ってもどこが安全なのかわからない。
チェックポイントの間隔もやや長めなので
修羅場となるところでは少しキツい思いをさせられる。
ゲリラとして好きな場所の好きな建物を自由に破壊する感覚の前作とは異なるが、
TPSとしては破壊の楽しさや武器選び、成長の面白さが十分あり、
これはこれで面白い作品に仕上がっている。
前作のイメージに左右されず、個性的なTPSとしてプレイして欲しい。
このスコアは本当にすごい。映画を見た人ならそのすごさがわかると思います。このスケール感、躍動感、神秘性、そして感動ととにかくすごい音楽です。絶対に聞いて損はなし!
映画本編も そうですが、スコアの方も 今一つの様な気が します。 なんと言うか トレバー ラビンにしては と言うか。 不勉強で 申し訳ないですが 今 トレバー ラビンは どうしてるのでしょうか。 またロックを やっているのでしょうか。
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