翻訳家の管啓次郎さんがポーラ文化研究所「is」や
バベル・プレス「翻訳の世界」=いずれも当時=などに
連載していたエセーをまとめたもの。
タイトルはアメリカ先住民、スー族の言葉で「12月」を意味する。
著者は80年代にはアラバマ、サンパウロ、ホノルルなどを転々とし、
90年代に入るとニューメキシコに学び、シアトルで教鞭を執り、
この作品が発行された頃(1994年刊)には
再びアリゾナ州トゥーソンに暮らしていた。
こうした混沌とした大地にふれれば否応なく、ひとは傷つく。
しかし、それは世界とその歴史の圧倒的な広がりと深さに
覚醒する機会になる──と、彼は言う。
ところで、印象深いくだりの多いこの作品で最も記憶に残っているのは、
歩くことが単なる健康法にとどまらず、
病をいやす“秘磧”であるというところだ。
1974年の冬に、実際に起こった“奇跡”が紹介されている。
パリで死の床にあった映画批評家ロッテ・アイスナーのもとを、
ヴェルナー・ヘルツォークはミュンヘンから文字通り歩いて訪ねる。
彼女は回復し、その後10年を健康で過ごしたという。
1992年発表のKiko丸々1枚を2006年に再現したLive盤。
相変わらずグルーヴ感に溢れた演奏で、どんなタイプの曲であろうとも 全ての曲がロックしている。
艶っぽいギターのトーンがたまらない。 バンド全体の演奏力の高さもハンパない。
相変わらず安心の一枚。
ちょっと前の映画から現代の映画までいろんな映画の曲が入っています! 私は特に、DISC2の1~6曲目ぐらいまで全部好きです☆たくさんいい曲を発見しました。これからそれらの映画を見てみよう!とワクワクしていまーす☆
初めて聞いた彼らのアルバムです。
もともとラテン系の曲が好きだということもありますが、私の年齢からするとちょっと敬遠しがちな彼らのイメージでしたが、このアルバムを聞く限り、彼らはそんなことを全然感じさせないほど素晴らしいメロディとリズムをもっています。
アルバムの構成もとてもよく、最後の曲までが流れる川のようにすすんでゆき、何本もの川がやがてひとつの海へとまとまっていくようです。
ラップといっても決して耳障りな派手さはなく、大人の名盤として持っていたい一枚です。
「ラ・バンバ」の印象が強すぎて、彼らがどんなバンドか見切った気になってるリスナーは多いと思う。でも、実際はB. スプリングスティーンみたいなストレート・ロックもやれば、アフリカの民族楽器を隠し味に使ったり、ダブやブルース、ラテン音楽を絡めたりと多彩な引き出しを持つ、いぶし銀のバンドだったりする。そして、そんなバリエーションの広さがアルバム一枚の中でバラバラ感にならず、逆に凝縮された一つのトーンを作り出しているのは、相当な力量がないと不可能なことだ。
本作は湿った夜を連想させる、不思議な静けさを醸し出した名作。大人のロックンロールが渋く格好いい。ポーズを取るのに夢中な子供じゃ出せない音だね。
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