中島らも、桐野夏生、東野圭吾など有名作家の短編小説がたっぷり30編入っているのでお得な感じです。一編、一編に異なる雰囲気があって飽きる事なく一気に読んでしまいました。超短編ですが密度が濃いものだと思います。私は今までに読んだ事の無い作家の作品を読みだしたいと思った時に参考にしています。
お茶を習っている方なら、そうそうとうなずけること多数。
また、自分が気づいていないお茶の深さも感じさせてくれる。
私ももっと精進しようと思いました。
昭和から現代まで、数世代に亘る女性を描いているところは、有吉佐和子の「紀ノ川」や、桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」を、まずは思い起こさせる。
姉弟が最後の一日を過ごす現在と、彼らの出会いからこれまでを描く回想を織り交ぜながら、二人が幼い日々を過ごした家を舞台に、静かに過ぎていく時間が描かれている。特に終わり方は秀逸。 昭和を生き抜いてきた二人の素敵な一日を共有できたことに満足する。
数か所の書店で探しても無かったのでこちらで購入しました。中古とは思えない程綺麗で、ブックカバーもしてくださり到着も早くお安く購入できたので感激です。近くに大きな書店が無く欲しい本がなかなか手に入らないので、また機会があれば購入したいです。
最初はなんとなく読み始めたものの・・・読み進むにつれてどんどん引き込まれ、 最後まで読み終えたとき、びっくりして思わず泣いていました。 そして、本を閉じ終える前にもう一度読み返していました。
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