主人公は、ジュリアス・シーザー最大の敵だったヴェルチェンのその同盟部族の跡取りだった少年です。なんだかややこしいですが、本のタイトルからすると、この子供が大きくなって、あの軍事的な天才となって帝政ローマの始祖の方のもとで活躍する話になるはずなので、ずいぶんと先の長いお話で、今のこのあたりのお話はそのための前振りということになります。
(ただ、人気が出ないとどこで打ち切りがあるかわからないので、下手をしたら成長したあとの姿が描かれないで終わるのではないかと、ファン一同一抹の危惧を抱いていたりましす。大丈夫かなぁ、心配だなぁ)
そんなわけで、主人公の少年の活躍もさることながら、今回はのちの帝政ローマを築き上げる彼もインターミッション的に初登場したあとは、ジュリアスシーザーvsヴェルチェン戦いがメインとなります。ガリアを一つにまとめるためには旧友の片目をもつぶし焦土作戦さえも厭わない戦いの鬼であるヴェルチン。戦を心から楽しんでいるシーザー。二人の勝負の行方は「ガリア戦記」や「ローマ人の物語」で知っているのですが、それでも漫画的にどう展開するのか、どれだけ主人公の少年をそこに絡めてうまく話をもっていくのかなど楽しみな部分が多いです。
日本の戦国時代の漫画がたくさんあるのに比べて、ずいぶんと手薄なこの時代の漫画なのでぜひとも長く続いてほしいところです。
ヴェルキンゲトリクスが大好きなので購入してみました。 絵に迫力があり、見応えのある構図も多々あり、ヤキュウムの小ネタも大好きです。 ただし、内容としてはあくまで佐藤賢一氏の『カエサルを撃て』の焼き直し。 「原作:佐藤賢一」とでもした方がいいのではないかとの印象です。 オリジナルキャラなどもいますので、これからの展開次第かと思います。 映画「グレート・ウォーリアーズ』には魅力的なオリジナルキャラがいます。 そういう点に期待したい。
構成や演出、キャラの作り込みなどしっかりとしています。 確かに読んでてあんまり楽しくなく、小中学生が中心の少年ジャンプでは受け入れられずあえなく打ち切り。 個人的に好きな作品だったので残念です。 内水先生にはヤングジャンプか、ウルトラジャンプでも良いので是非、戻って来て欲しいです。
自己犠牲と成長と弱者視点の非常に中身の詰まった良質な漫画でしたが
いまひとつジャンプには(特に今の)合わなかったようで…残念です。
また内水融の作品が読みたい。
面白かったです? 久しぶりに漫画を真剣になって読みました。
無駄に長く続いている漫画が多い今日のジャンプの中では、 全てにおいて高水準の出来だと思います。 (世界観、コマ回り、キャラクターの造形・描写など)
またコミックスの中には、 シリアスな各話の後に4コマが載っていて息抜きになります(笑) さすが内水先生ですね?配慮を忘れない。
機会があればまた『アスクレピオス』をやって欲しい。 読み切りでも構いません。
パズとロザリィが活躍するのを見たい。 『アスクレピオス2』や、『新〜』、『その後の〜』などで(笑)
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