音響設備としては、この価格では良い方でしょう。
特に映画鑑賞時なんかは本領発揮と言うところでしょうか。
ビエラ本体の音はスピーカが真下に向いているので、
この商品と接続することで違和感なく聴くことができます。
購入動機は、ロングライド時にナビがあると便利と思っていたことに加え、すでに付いているGarmin社のANT＋のセンサーがそのまま使える事が決め手となりました。
2週間ほど使ってみて雑駁な感想です。
■価格
他社のナビも同じ価格帯ですが、地図機能にDOCOMOの通信機能が2年間無料で使え、常に新鮮なスポット情報が提供されている思えば其れなりの価値はあるのかもしれません。
しかし、サイコンとしてみるとトレーニング機能満載の高級なサイコンが買えます。
■ 取り付け、ANT+機器の認識
Garmin社のANT+ケイデンス＆スピードセンサー、ハートレートセンサーは、設定メニューから簡単に認識してくれます。複数台乗り換えるのも苦にならないほど簡単に設定できます。
車体への取り付けは専用のクレドールを取り付け、ワンタッチで脱着可能ですが、クレドールが大きく不格好なのとガタがある為落下しないかと不安なことです。170km程のツーリングで使いましたが、ビビリ音はするものの落下することは有りませんでしたが、もっとスマートで確実な取り付けを望むところです。
■地図＆ナビ機能
ナビとしての機能は、コース設定もWEBサイトを通して可能で、設定したルートは黄色で表示されますがカーナビのような案内はしません。また、単体でも目的地を検索し検索結果から目的地設定したナビも可能です。しかし、この場合は出発地、現在地、目的地を結んだガイド線での案内になり、カーナビのようなルートは示しません。
カーナビに慣れていると物足りない感じがしますが、自転車専用ナビとしは十分実用的で頼りになります。
ポップアップナビモードでは地図は表示されず、状況により変わる背景の中を自転車が走るキャラクターメージが表示され、この画面の中に表示設定したスポットが次々と表示されます。常に通信しているのでしょうTVで紹介されたスポットまでが表示され、その表示から目的地設定して訪ねることも可能です。
また、走っている最中にその地域の天気予報が随時表示されるので、天候が危うい時などの参考になりそうです。
難点は、走行中は目的地設定できなかったり、画面設定できない事ですが、安全面で仕方ない事でしょうね。
■サイクルコンピューターとしての機能
表示項目が多数ある上に各項目には数字表示以外にキャラクター表示もあり、それぞれを織り交ぜカスタマイズできますので楽しい画面を作ることが可能です。
消費カロリーを生ビールの杯数で表示させるのが私のお気に入りです。
■専用のWEBサイト
走った軌跡やスピード、ケイデンス、心拍などのデーターは、通信機能を生かしCycleLabと言う専用のWEBサイトに有るマイページにリアルタイムでアップロードされています。
サイトのID、パスワードを入力すれば常にマップ上で奇跡を確認することができるので、家族や恋人がリアルタイムな居場所を確認することが可能です。また、このサイトを通じてポタナビにメールを発信することができるようです。
ただし、一日数回の走行で電源のON／OFFを繰り返しても一日の一件のデーターとして扱われてしまいます。例えば、1時間移動して3時間電源を切って過ごし、再度電源を入れて1時間移動すると、電源OFFの3時間も含めた5時間自転車に乗っているデーターに成ってしまうのは残念なところです。
本体の設定やルートの転送もこのサイトを利用し、通信回線を利用して自動でアップデートされるため、PCに本体を繋ぐことは無く便利です。
■トレーニングのサイクルコンピューターとして
走行中のメーター表示はカスタマイズ可能で十分な機能は有りますが、せっかくGセンサーを持っていながら斜度表示ができ無いのは残念です。
また、専用のWEBサイトで各データーのグラフ表示がされますが、表示間隔が非常に大雑把でデーターの分析には全く適しません。
Garminコネクトのような分析ができるとトレーニングとしても使えるのですが、使用目的が少し違うのでしょうね。
■電池の持ち
省電力設定で色々な表示を切り替を繰り返し、連続７時間の使用で残量の警告が表示されましたが、そこから30分程走行してみましたが電源は落ちることはありませんでした。
8時間くらい持つと思いますが、通常の使用であれば全く問題は無いでしょう。
■期待するところ
使用していて次期モデルに搭載して欲しい機能は Wカメラ Wですかね〜
ポタリングにはカメラが必要でしょう〜！撮ったその場でFlickrやPicasa等にアップロードされると結構楽しいと思います。
それと、地図のアップデートは現段階ではできないようなので、通信機能を活かして常に最新地図表示されるようになると他社より魅力が増すと思います。
■総じて
通信機能付きという点で観光と寄り道しながら巡るには、とても楽しく有効便利な道具だと思いますが、電池の持ちが悪いためブルペや泊まりでのサイクリングには工夫が必要と感じました。
また、専用WEBサイトは単純なテキスト日記的な記録できないため、写真が地図上に貼り込めたり、細かいデーターが分析できたりするともっと役立つと思います。
サイクリングを楽しませてくれる道具であることは間違えないと思います。
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