最近のmisonoのデカめがねはどうにかならんのか?
総巻数にして24巻目。これにてホントのおしまいとなった「狂乱家族日記 番外 そのきゅう」です。
夫婦をメインにとありますが、元々他人に主役を譲る気などあまりない凶華とその夫という目立たずにはいられない二人ですから今回も通常進行といって差し支えない物語が展開されており、「ヴァネッサ=エルの純情」と「賽も人生も投げられた」ではそれぞれ魔族の女王だったヴァネッサ=エルドラゴンと黄桜乱命こと乱崎乱華をゲストにいつもの狂乱騒ぎを見せてくれます。
そしてこちらが今巻の本命と言っていい「狂乱家族だった、僕たちへ」では本編終了の10余年後の世界が夫婦の実の娘・ディケイドちゃん(仮)の語りで綴られています。
「好きだけど、あまり書くべきではないと思っている」と作者さんが述べているシリーズ終了後のお話ではありますが、本編の終わり方があっさりしすぎと個人的には思っていたので書いてもらえたのは実にありがたかったです。
登場人物の多いシリーズですので「その後」の語られなかった人も多いですが、それを想像で補完するのもまた一興というものではないでしょうか。
「番外の番外〜胡蝶の夢〜」で過不足のない余韻に浸りつつ……
懐かしくてつい買ってしまいました。 ゲームをやってた世代には、当時を思い出して元気が出るかも。
80年頃、有名校に進学したものの引きこもって落第してた自分の情景とだぶるところあり、共鳴する所多かった。救いは無いようにみえるが、実はある。最後まで読めば分かります。
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