今まで、セナの愛車達、マンセルの愛車たち・・・と来たが、今回の巻頭はジャン・アレジの愛車達の特集になっております。アレジと言えば非力なティレル018フォードを駆って、あの米GPで当時最強のマクラーレンホンダを駆るセナと抜きつ抜かれつのバトルを演じ、一躍「新星アレジここにあり」を世界に知らしめた瞬間が懐かしい・・・そのティレルから始まって、華やかなりしも低迷期のフェラーリ車達、生涯唯一の勝利を挙げた412T2は勿論、移籍したベネトン等々のマシン達が紹介されている。そして2章では、な、な、なんとミナルディの特集。今の若いファンは知らないかも知れないが、80年代〜90年代に長きに渡って、勝てはしないが入賞は時々・・・という「偉大なる中堅チーム」としてその名を馳せた?ミナルディのとってもマニアックな特集が涙を誘います・・・3章は有名デザイナーの佳作達となっていて、それなりに楽しめるのだが、こういう主旨の本は、最初の方で、本当の「名車」と言われるものは紹介されつくされてしまうので、巻を重ねるごとにネタ切れ感が漂う・・・のは仕方ないにしても、正直、目新しさが薄れてきているのは否めない感想である。アレジファン、ミナルディファン?の方はどうぞお手にとってくんなまし。
去年までF1にタイヤを供給していたブリヂストンで14年間総指'揮を取っていた浜島さんの著書。
どのようにブリヂストンが世界で'戦ったか、F1の裏話やタイヤエンジニアからみたドライバーにつ'いてなど、F1ファンにはとても興味深い1冊です。
一気に読み進められました。
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