オオゼキタクを購入したのは二つ理由がある。
一つはドラマ「大富豪デラックス」の主題歌で、
さわやかでよくのびる歌声に興味をもっていたこと、
もう一つは偶然とある駅の路上ライブでご本人の豊かな声量を
耳にしてしまったことである。もっと聞いてみたいと思った。
実際に購入したCDを聴いてみて実感したのは
彼の歌の透明感。そして揺れ動く人間の内面をきちんと見据えた
歌詞のせつなさである。オオゼキタクは繊細な人なのかも知れない。
曲の音の動きは派手さはない。
これからも彼の才能が
発揮されることを想いながら、
車などで流してみたい曲がたくさん入ったCDだと言える。
前作からのファンで前作のDVD-BOXも購入しましたが、今回のデラックス、豪勢に
スケールアップした分、大味になってしまった気がします。残念ながら。
というか前作がはまりすぎていた、といった方がいいのでしょうか。
正直言って、キャスティング(メインは同じですがゲストのセレクトなど)、作劇、
パロディのノリはやはり前作のほうが気持ちいいくらい良いです。
なのでデラックスをみて面白いと思われた方は前作もご覧になることをオススメします。
デラックスとは違う細やかでにくいくらいスパイスのきいた演出を味わってみて欲しいですね。
おなじみのテーマの数々、「富豪刑事」の曲と、「富豪刑事デラックス」用に新たに作曲した曲を
収録しており、作品の世界を十分堪能できます。
作曲の辻陽氏は「トリック」を手がけた方だということを、CDを買った後で知りました。
「トリック」に似ないよう、打楽器を使わないようにしたとのことで、まったく気づきませんでした。
ご本人も言われているとおり、唯一「17.喜久右衛門のテーマ」では打楽器を多く使っているので
改めて聴くと「トリック」の感じが聴きとれます。
特に、ブックレット・ライナーノーツが充実していて(表紙+裏表紙入れて計12ページ)、
番組の写真は神戸美和子の表紙のみですが(カラーも表紙のみ)、
番組に対する作曲者のコメントと解説だけではなく、各1曲ずつに短い解説と作曲者のコメントがあり、
各曲のタイトルもご本人が付けた、など興味深い話を読むことができます。
また、プロデューサ桑田氏、演出の長江氏のコメントも載っています。
ドラマのファンには、もちろんオススメです。
原作では男性の主人公を深キョンが演じると聞いたときには
違和感を覚えましたが、見ているうちに納得させられます。
芸達者の役者さんが揃って、スタッフも楽しみながら作っているのが
見ている側にも伝わってきます。
筒井さん自身も出演してますし、この出来には十分に満足だったのではないでしょうか。
山下氏がラグビー部の監督をやる回は、放送時にも腹抱えて笑いました。
ドラマ『富豪刑事デラックス』のエンディングで聴いて、購入。
『富豪刑事』第1シリーズのエンディングテーマは、「愛のメモリー」のカヴァーでしたが、
共通点は、線の細い男性ヴォーカルといった点でしょうか。
TVでは流れなかったパートも含めて、曲の展開がドラマチック。
印象的で、聴かせます。
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