現在2ヶ月半のわが子にいい音楽を聞かせたいと思ってCDを探していました。試聴で聞くとどれもこれもテレビなどでもよく耳にするお馴染みのクラシックの名曲がたっぷり入っているではありませんか!
どちらかというとクラシック音楽は聞いたことがない曲はとっつきにくいけど、有名な曲なら大好き。有名な曲だけあつめたいいCDはないかなあと子供ができる前から模索していたこともあり、このCDはまさに一石二鳥。こどもだけでなく大人も十分楽しめる名曲揃いのお得なCDです。
主役五人の歌唱は素晴らしい。タミーノ役ハルトマンは張りのあるテノール、パミーナ役レシュマンは感情豊かな歌いぶり、ザラストロ役ゼーリヒの低音はよく響き、パパゲーノ役キーンリーサイドのバリトンは明快、夜の女王役の若いダムラウは動きながら立派にハイCを歌いあげる。キーンリーサイドが英国生まれで、他はドイツ生まれの歌手。レシュマンは2001年のパリ・オペラ座の舞台(イヴァン・フィッシャー指揮)でもパミーナ役だったが、それとはまた違った声量のあるところを示しました。パミーナは心優しいお姫様として受身に演出されることが多いのですが、レシュマンは強い意志をもつ行動的なパミーナを見せます。 スー・ジャッド監督のTV演出のカメラワークは見事で、画面作りは素晴らしいと思いました。画質も綺麗です。名演ながら今となっては画質がいまひとつというDVDやLD盤も多い「魔笛」ですが、これは最近の収録なので画質の出来はひとつ抜きんでています。マクヴィカーの演出は奇をてらったところはありません。シンプルな装置や衣裳ですが、よく考えられた落ち着いたものです。ただし、個人的にはパパゲーナが登場の最初から現代風な衣裳で、蓮っ葉な娘なのは全体の調子と合っていないと思いました。 「月」の世界に属する人々=夜の女王や侍女、モノスタトスは隈取りしており、最初から悪相です。対して、「太陽」(月と同じ黄色の太陽ですが、三日月に対してこちらは円い)の世界の人々=ザラストロやパミーナ、タミーノは善相にメーキャップされています。 コリン・デーヴィスの指揮は全体に遅めのテンポです。カール・ベームの指揮と同じくらいに遅いかもしれません。歌手の歌をじゅうぶんに響かせる、堂々とした演奏になっていると思います。
2800円の低価格とボタン1つの簡単操作は魅力的 第5番「運命」第1楽章/美しき青きドナウ/G線上のアリア/ツァルトゥストラはかく語りき/交響曲第9番「新世界より」第4楽章など有名な曲が多いのも魅力だ。しかし、1曲が長いことやボタンを押すだけので単調な部分もある。同じ曲でもオリジナルの他にユーローやレゲエ、ラップなどのアレンジヴァージョンがあると面白いんだけどね・・・
「なか見」機能で中を見ると劇画ですが、これは純然たる楽譜(総譜)です。イラストは一枚もありません。一般のミニチュアスコアを少し大きくしたサイズで、譜面は見やすく、余白には台詞(音楽を伴わない台詞の部分)も掲載されています。このお値段はお買い得だと思います。購入前にamazonさんに問い合わせたところ、楽譜であるとの回答をいただきましたので買いました。ただ、なぜか「なか見」のリンク間違いは直せないとのことで、とても不思議です。
タイトルそのままですが 「G線上のアリア」「くるみ割り人形」「モルダウ」「新世界より」「ワルキューレ」「ツァラトゥストラはかく語りき」「四季」「運命」など クラシックでは超有名な曲ばかり収録されています。 低価格ながらアペントディスクではなく、 このディスクから始められます。 初回限定版はその名の通り売り切れると手に入りにくいので、お早めに。
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