日本の世の中に関するあれこれについて書かれている。話し言葉で書かれているけど、ちょっと読みづらいのよこれ。でも、現代の日本社会について考える上で多くの示唆に富んでいる。 「しくみ」の中で巻き込まれる側の存在のわれわれ。ただ巻き込まれるのではなく、巻き返しましょうというような話(違うかな?)。全2巻。40年近くたっているけど、色あせていない気がする。 著者はべ平連(ベトナムに平和を!市民連合)を結成したことで有名。3年前に亡くなりました。
小田実ですら見誤ったというべきか。 小田実だから見誤ったのか。 時代が彼を見誤らせたのか。 そんなこと考えながら読み進むのもまた、 読書の醍醐味と言うことか。
北朝鮮は、地上の楽園ではなかった。 この本を読んで帰国を決意した人も多いと思うと、 小田実の罪は重いが、謝罪はないままだ。
今年(2007年7月30日)に亡くなった小田実氏の最後の著作。以下、本書の要約。 我々はまず日本が戦争(自衛のための戦争も含む)のできる国なのかということを考えなければいけない。日本には石油がない、食糧自給率はカロリーベースで40%くらい。軍拡論・改憲論こそ「非現実的」であるということを認識しなければいけない。戦後、アウシュビッツに対して国連が「世界人権宣言」を出したが、戦争に正義はないという深い認識から、国連の出せなかった「世界平和宣言」を一国の憲法という形で出したのが日本国憲法。憲法24条・25条は、小さな人間の努力で世界が変えられるということを主張している。「アメリカの戦争」まだ続いている。我々にはその意識が希薄だが、ベトナム戦争に在日基地という形でアメリカに加勢したのは日本である。そういう「被害者が加害者になる」悲劇を止めるためには、大国の手下になるのをやめ、戦争を拒否し、平和友好条約を結ぶことである。軍需産業に依存しなくても経済の復興ができるということを、世界で初めて証明した日本。欧州も人権問題には発言があるが軍事問題にはない。軍隊がもともと組み込まれた国家だからだ。飯が食えなければ自由を欲するどころではない。みんなが飯が食えるように世界を豊かにするために、我々はなにが貢献できるかを考えるのが、自らの自由をどうするかということにつながってくる。この国の小さな市民の復興が世界を変えるところまで来た今、しっかりものを考える必要がある。
なお、巻末の「フィリピンの超法規的殺略」の件は、殆ど知られてないが故に衝撃である。 ブッシュ政権率いるアメリカが民主主義と自由を標榜しながら、「9・11」を盾にとってアメリカに完全に支えられ結託したアロヨ政権の下で、「impunity」(合法を装って非合法の殺し、弾圧、拷問をする)の犯罪を大々的に行い、反対勢力の一掃をはかっている。
・・・です。 寸止め、クラスかな・・・ (胸ポチクッキングは、結構高評価) これを見て、フト思ったんだけど、胸ポチ、を前面に売り出されて いるけど、TOUCH ME BABYを見てとりこになったファン は、ポチではなく、チョコレートのシーンのような、いわば 「モロ寸前ギリギリオーバー」を期待しているんじゃないだろうか。 そういった意味では、その後の路線は間違っているんじゃないか と・・・思います。 (強いて言えば、B-Chickのはみがきシーンや今回の クッキングシーンですが・・・チョコレートのかわりにコンデンス ミルクとか、色の薄いものならば非常にウェルカム!) これまでの作品で言うと、上位3位にはランク可能ではないでしょ うか。TMBがあまりにも抜きん出ていすぎですが・・・
第二巻では第三話のAパートに追加シーン(追加カットではない)があります。 桐乃の写真が載っている雑誌が父あてに郵送されてくるシーンです。 Bパートで父が桐乃の写真ばかりスクラップブックに収集していることがわかるのですがその伏線ですね。 TV放送版では無かったそのシーンの追加で父のスクラップブックの唐突感が和らいでいます。 あとTV放送版では第三話にオープニングはなく、エンディングでClariSの「irony」が流れたのですが Blu-ray版では普通にオープニングが付き、エンディングで「ほらいずむ(歌:高坂桐乃)」が流れます。 「TV放送版のエンディングのほうが好きだ!」という人もいるであろうことを見越してか ちゃんとTV放送版第三話エンディングもBlu-rayの映像特典の中に入っています(笑)。 個人的には付属のCDにフルバージョンの「白いココロ(歌:新垣あやせ)」が入っていたのが嬉しいですね。 キャラクターコメンタリー風特典映像(脚本:伏見つかさ)も意外な人物が登場したりして楽しめました。 第三話がこのアニメの真の最終回みたいなものなので随分第三話に気を遣って作ってあるなぁという印象を受けました。
|