邦題をオリジナル通りに改めた再発版。内容はシングル・コレクション。 最初の日本版では「シンギュラー・アドヴェンチャーズ 」となっており、オリジナルの「シンギュラー~」に収録されたニューバージョンや別ミックスが収録されていないので、中途半端なものになっていました。 「money-go-round」の12”バージョンが初CD化。 スタイル・カウンシルは編集盤が多すぎるので整理されると良いのですが、いまだ増殖しています。 音源的な価値ではこの「グレイテストヒッツ」、オリジナルの「シンギュラー~」、「エクストラズ」、「コレクション」、「コンプリート・アドヴェンチャーズ」「Heeadstart For Happiness」だけで、他はアルバム未収録などは含まれていません。
Home & Abroadは、現役活動中の頃から聴いていましたが、当アルバムの存在はけっこう最近まで気が付いていませんでした。
その昔、It didn't matter が CM(マクセル)で流れていた頃、日本でのライブを見に行きましたが、アルバム Cost of Loving の曲が中心でした。 その一部の曲がこの in concert に含まれているようなので、すごく懐かしく、親しみを感じます。
スタジオ録音されたアルバムとは、違うアレンジが施されていてよろしいです。
全10曲中9曲が「日本未発表映像」というファン待望のクリップ集。 「日本未発表」といっても70~80年代に英国チャートを賑わした代表曲ばかりです。 3.6.7は映像と音がライブ、他はプロモ用の映像(音はスタジオ)です。 アラン・ランカスター(B)の動きが怪しいRockin' All Over The World(爆笑必至?) 英国市民との交流が微笑ましいThe Wanderer シリアスなドラマ仕立てのIn The Army Now そして、文句なしにかっこいいライブ映像・・・と内容もバラエティに富んでいます。 値段が手頃なのも素晴らしいと思います。
結構、おなじみ楽曲系のピアノ・インストって好きでよく購入しているのですが、ちょっと安易なものも正直あるんですね。でも、これは、カッコいい曲をカッコよく弾いているという統一感がいいです。ちなみに、上のリストの21曲目以降も「ピアノ・マン」「愛と青春の旅立ち」「ユー・アー・エブリシング」とこれでもか、というほどの名曲の数々。こういう斬新なオムニバス、今後も期待しています!
The JamからThe Style Councilへ。
オサレなJazzから、風通しのよいギターPOP、失笑モノのHipHopまで...全てが「スタイル評議会」を始めるPaul Wellerから、いまだThe Jamを求める愚かなリスナーへの、挑発的なステイトメントだったのだ。
そんな先の見えない状況の中でも名曲がバシバシ出てくるあたり、Paul Wellerって、ホント逆境時にいい曲書くなぁと思うのです。
多方向のジャンルを取り込んで血肉化した、統一感のある2ndよりも、ジャンルに素のままで切り込んだ1stの方が、いろんな意味でスリリングなので僕は好きですね。
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