もちろん、わたしたちにとって違和感のある演出かもしれないけれど、だからといって、ただ拒絶するのも大人気ないし、ぎゃくに、「ヘンなニッポン」の表象を面白がってみたりするのも、もう食傷気味(『ミカド』のDVDにくらべれば、それほど変ではない)。 ここは、プッチーニにとっての「ニッポン」とか、ポネルにとっての「ニッポン」を、冷静にみることができる貴重なドキュメントとして楽しみたい。 ひるがえって冷静に考えてみれば、わたしたちも「アメリカ」や「アフリカ」などを、どれくら正確に把握しているのだろうか、ということも、思い返すべきだろう。 いや、「正確な異文化(他者)理解」というのは、どのようなことをいうのだろう? 果たして可能なのだろうか?、というところまで思いを馳せるべきなのかもね。 船曳さんの『「日本人論」再考』を読みながら、がオススメ。
私は前作の優しい時間がすごく好きでした。 倉本作品はいつもシナリオ本も発売されるのですが、是非あわせてみていただきたいです。本当に演技派な方々が集められたキャスティングなんだと改めて思えます。 優しい時間で圧倒的演技力を発揮した二宮さんの倉本作品2作目。 全くちがったキャラクターなのでとても新鮮です。 ドラマとともにすごく癒されます。最近ではまったくみなくなったこの雰囲気はやっぱり貴重。 是非両方みてください。
まったりした大阪弁の詩が、心の原風景に響きあって泣けてきます。八千草薫さんのほんとに優しい語り口とBGMが増幅させてくれるのでしょう。秋の夜長にじっくり一人で聞きたいですね。
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