とてもかっこいいので買ってください4!!
ホントに待ちに待ったって感じです。 でもこの物語をこれだけ読んだだけでは多分わかりづらいんだろうなぁ・・・ 興味があるならばどんな手を使ってでも「おもいでエマノン」から読んでいただきたい! でも基本的に一話完結なのでこれだけでも楽しめるのは楽しめるんだろうなぁ・・・
中綴じ製本だが包み(表紙)サイズや中綴じした際の紙のずれが考慮されていないので、断裁されていないかのような安い印象を受ける。 中身については寡作作家鶴田謙二だからこそ許されるコミックというか画集というか...コレクターズアイテムの類。
歌詞に関して桑田さんは 赤川次郎さんを含め、好みの作家さんの作品を読みたおしていた時期だったらしく 当時かなり歌詞にも時間をかけたようです。
タイトルは、完成直前までの無題だったのをそのまま「No Name」 ひっくり返して「EMANON」としたそうです。
タイトルも含め、とてもクールな隠れた名曲だと思います。
漫画版しか読んでいません。
一回目読んでみると、序盤はエマノンの言動や情景描写に不可解さを感じるものの、全体を読み終わればしんみりとした読後感に浸れます。
しかし二回目を読んでみると、一回目に感じた不可解さが次々とほぐれされていきます。
泡の中で胎児のような格好をしているのに目を見開いているエマノン。 エマノンがタバコ好きなこと。 女性のタバコを咎める最初の理由として記憶力の減退があげられていること 主人公の夢の中で、今まで失恋した女性が出てくる中で最後にエマノンが登場すること。 「名前なんてどうでもいいわ ただの記号よ」というエマノンの台詞。 エマノンのビールの泡への眼差し。 主人公による「ハウザーの記憶」の解説。 などなど 最初読んだ時に不可解だった点も二周目では理解でき、それと同時にエマノンの負う重荷へのいたわりが今まで以上にこみ上げてきます。
わかりやすさを是とする少年漫画が隆盛ですが、読む度に少しずつ心に染み入るこんな漫画も良いものだと思います。
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