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古典的大作と呼ばれる同書ですが、圧倒的な分量と日本人にはなじみのない登場人物の名前などに恐れをなしてなかなか踏み込めずじまい。しかしリメイクされたマンガが出たとのことだったので初めて手に取りました。
 
 大筋の流れを変えずに、舞台を日本とし、登場人物やエピソードも現代日本の世相を反映してものとなっていて読みやすく、引き込まれました。
 今8巻まで読んだのですが、改めて大作と呼ばれる理由がわかったような気がします。
 本書には、理不尽で圧倒的な悪意、その悪意との対峙、慈愛に満ちた聖女など、人にとっての普遍的テーマが凝縮されているためなのでしょう。
 
 また登場人物の表情が生きていて、間の取り方などもうまく、作者の力量の高さが伺えました。
 そのため汚されるほどに輝きを増す聖女たちを魅力的に描かれている一方で、気の弱さからその聖女を徹底的に踏みにじる男たちや、自家中毒気味でイライラしてばかりの主人公にはほとんど感情移入できませんでした。
 また主人公は警察やヤクザに常に追われる立場にあったためか、全体的に息苦しくなるような緊張感に満ちていて、あまり読んでいて楽しいものではありませんでした。
 
 全体的に重いテーマなので読後感も必ずしも良くはありませんが、力のあるマンガで、これからも読んでみたいと思っています。
 
 
   
この漫画もとうとう終わりました。罪を償うという事がどういう事なのか。
 それに対する一つの答えとして、主人公の弥勒がたどりついた答えが、この漫画には描かれているのだと思います。
 逃げ出し、罪をなすりつけ、その結果、失ったもの、そして手に入れたもの。
 様々な出来事を通して、弥勒は成長し、一つの結論を出します。
 
 終わり方・過程自体は、原作とは違いますが、それでもあの原作をここまで読みやすく
 そして現代風にアレンジした著者の才覚には驚愕を覚えます。
 これまでありがとうございました。
 
 
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