40年も前の映画ですが、今みてもかなり楽しい作品です。
バビロニアの妖怪ダイモンと戦う日本の妖怪のユーモラスな感じ(ハチマキを頭にしてたり)や
作品の随所にみられるギャグっぽさがただ暗いだけのお化け映画にせず、楽しめる映画としての
要因となっているのではないでしょうか。
何せ古い映画ですので現代の映画の撮影技術とは較べるべくもないのですが、
リアルに作れば楽しい映画になるのかといえばそうではないということを、この映画が物語っていると思います。
越智先生のマンガとは
ミニ四ファイターの頃からの長い付き合いです。
なので元のゲームを知らないので申し訳ないですが、
このマンガも大すきです。
というか続編とはいえ同人連載のマンガをコミックにしてくれるなんて・・。
エンターブレイン万歳!
そしてこの巻の最大のサプライズは
オリキャラの挿入です。
まあ、一巻の頃から生徒役でチマチマ
出てた少年なんですが、
番外編として彼が冒険者の酒場で
「くまのような大きな人」に出会う
エピソードが!
長年ファンしてきてよかった・・。
無論、番外編なので世界観を崩すようなものでないです。
ご安心を。
新装版になって帰ってきた『マリエリ』の下巻です。
上巻後半で、マリーの冒険者仲間キリーさんが登場。
人間の母と魔王の父を持つ彼女は、魔界の勢力争いで傷つき、人界に逃れて来ました。
彼女を追って、魔犬シュトラーフェ、黒騎士ヴォルクもザールブルクにやってきます。
…ここまで聞くと、凄惨で壮絶な物語が始まりそうですが、そうならないのがこの作品の、あるいは『ザールブルク』という街の物語です。
みんな「すっとこどっこい」ですから。(笑)
アクション系の見せ場は、復活した2体の竜を退治するエピソード。
『マリーのアトリエ』のボスキャラの火竜フランプファイルをエリーとダグラス&エンデルクが。
『エリーのアトリエ』に登場した海竜フラウシュトライトをマリーとイングリド+ヘルミーナ両先生たちが退治します。
それぞれ相手を代えての竜退治、ゲームの頃からのファンには嬉しい展開です。
連載が終了してから越智先生が同人に発表していたものをまとめた単行本第4巻です。正直よくここまで続いたもんだと感心します。
1〜3巻と同じで世界を救うとか英雄冒険譚とは無縁のほのぼの生活が繰り広げられています。
今回の巻ではダグラスとエリーがほのぼのいちゃいちゃしたりアイゼルがとうとう空をとんだり、独立して研究所を作ったり
オリジナルキャラのミリィがいつのまにかマイスターランクに進んでいたり、とだいぶ時間が進んでいるのがわかります。
(つまりマルローネは30はとっくに越してます)
中でも一番のお気に入りは連載時のボスキャラだったウーナがミゼットという女の子を拾ってちゃんと母親してる話がいいです。
一瞬危ないかと思った展開でも流石作中最強の一角、あっさりと切り抜けます。
また巻末にはかつてアンソロジーに載った読みきりがのってます。連載時にもでてこなかったキャラも一部出てきます。(シアかわいい♪)
連載時のほのぼのが好きだった人には必読の一冊だと思います。
北川悦吏子はこういうホンが上手い。何てことはないんだけど「あー、その気持ちわかる」と思わせる日常の描き方は、Webドラマにふさわしいライトで爽やかな仕上がりだ。主役に設定されているのは全て社会人の20代女性たちだが、中でも高垣麗子がいい(スピードスケートの清水選手と結婚したんだよね)。5編のうち2編で主役を務めているのだが、引っ込み思案で人見知り、でも自分の毎日は一生懸命という役柄を凄く上手く表現していた。久美子・恵と二人の女性を演じているが、どちらも同じような性格で(笑)。男性から見ると「細かいところ見てるなあ」と思うことがけっこうあって、参考になる。袴田吉彦演じる同僚の「ちょっとごめん」という、何気のないひとことを何時間も引きずっていたりするが、男からすれば「え、どうして?」と思うようなことだ。その他、桜井裕美の2編も髪を切ったことを誰も指摘してくれないとか、弟がよそよそしくなったとか、まあ本当に些細なことなのだが、どこか共感できてしまう。全5エピソード中、高垣主演の第4話が突出しているのは、この一編だけ北川悦吏子自ら監督をしていることと無関係ではないだろう。もともとは広告代理店が絡んだスポーツ用品メーカーのインフォマーシャルみたいなものだが、これだけストーリーがしっかりしていれば、後世に残っていくということだ。パッケージのコピーに「1日の終わりにちょっと笑って、ホッとしたい女の子たちに」とあるが、男子が観てもホッとするぞ(笑)。ピアノの心地よいスコアは周防義和が手掛けている。星は5つです。
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