内容的には石鹸百科のコンテンツと重なる部分が多いですが、中にはこの本独自のコンテンツもあります。
特にPRTR法についての記述はなかなかほかでは見かけない情報なので必見、そのほかにもエコクリーニングの落とし穴について解説しているところがいかにも石鹸百科の本らしいコンテンツと感じました。
多くのナチュラル家事本が重曹重視のコンテンツで、実行すると手間の割にはそれほどでも…とがっかりするのに対して
この本は過炭酸ソーダ（酸素系漂白剤）セスキ炭酸ソーダなどいろんなアルカリ剤と酸など多くのアイテムがバランスよく紹介されているので、とても実用的です。
なんでも落ちる万能洗剤、魔法の粉という扱いではなく、それぞれのアイテムの得意な分野と苦手な分野、どんな使い分けをするかの目安があってとてもわかりやすいですよ。
ナチュラルクリーニングに興味がある、これから始めるという初心者さんだけじゃなく、ベテランユーザーにもお勧めの本です。
後、各コンテンツのうしろについている西村しのぶさんのコラム、特に西村流お風呂掃除の仕方なんかも面白かったです。
角川書店のアニメ雑誌“ニュータイプ”にて
1999.1月号〜2010.11月号まで掲載された漫画エッセイの単行本です。
1ndから進化して、なんと雑誌掲載時そのままのオールフルカラーで編集されています。
西村しのぶさんの綺麗なカラーが全編に渡って楽しめるなんて眼福です。
内容はアニメ誌掲載にも関わらず、
いつものお洒落な女性のエッセイになっており(本誌で需要はあるのか(笑))
フィールヤングで掲載している“別館”と比べると、
1ページずつの連載なのであまり踏み込んだ話にならないのが惜しいですが、
美しいカラーで見応えは十分です。
描きおろし漫画も2ページ付いて、これで1000円はかなりお得かと思います。
緋色の欠片シリーズには、最近漸くハマったばかりです。「無印」のAmazonレビューが芳しくないので躊躇っていたのですが、PSNから購入し気に入りました。で、今作のCMをYoutubeで視聴し、綺麗だなぁと思ったので、購入。期待度は６０％ぐらいでした。
全体的に、システムは快適で、読み込みも速いです。面白いのは、自分がどこまで攻略対象に気に入られているのかを調べることが出来ないことです。ストーリーを進めるしかない、リスクを伴うゲーム。相変わらず指南所はありますが、私は初プレイでお世話にならずに恋愛エンドを迎えました。
（以下、ネタバレ含みます）
攻略対象は五人。そのうち、Youtubeで興味を抱いたのは幻灯火だったのですが、第一章を進めるうちに、どうしても気になるキャラがいたのです。
そいつが、空疎尊でした。
第一章から第三章つまり序盤はストーリーがだらだらと長く、かつ、これは緋色の特徴なのでしょうが、暗くてどんより後ろ向きです。「無印」では珠紀や拓磨のキャラに救われたし、ギャグもあったのでアハハと笑えたのですが、今作は笑いが殆どありません。そのため私は飽きてしまい、第三章までに昼寝を繰り返し、何度もゲームを投げようと思いました。また、イラストでは、キャラの顔と衣装がアンバランスで、あまり好きになれず、苦痛でした。顔は繊細なのに、衣装がロボット風味。太い線がやたらと目立つ衣装で、平安時代っぽさが台無しのキャラが複数います。
そのため大変苦痛で、投げ出そうと試みた私を惹き付けたのが、空疎尊でした。
初登場から、かなり嫌な感じです…でも決めつけてはいけない、これは緋色なのだ、兎に角耐えて、ストーリーを追うのだぁぁ!と自分を叱咤すること数十回。ストーリーが進むごとに、ヤツ―――空疎尊がアレだと判明します。
アレですよアレ、ネオロマで良くあるじゃないですか。プライドが高くて、はた迷惑で、なのに憎めないキャラ…こいつは絶対アレだ。そう確信した私は、第三章に至るまで、どんなに冷たく笑われても、どんなに軽くあしらわれても、空疎尊に近づき、空疎尊を心配し、空疎尊に甘えたのです。
そして第四章で遂にキター! 空疎尊と主人公のツーショット! こここ、これはあまーい、と意外甘さに驚き、同時に確定しました。
空疎尊は……ツンデレ＼(^q^)/
ツンデレ確定で自信をつけ、その後も、何があっても空疎尊を信じ、何があっても空疎尊を選び、何があっても空疎尊と生きる、と言う選択肢を選び続けました。終盤になるにつれ、彼の悲しい生きざまや、弟に対するツンデレぶりも味わい、ますます彼を好きになりました。悲哀に満ちた彼が、何故主人公に冷たかったのかも分かりました。
そして最終章……彼のまったき本性が露見します。
ツンデレ確定だった空疎尊は、「愛の男（漢）」なのでした。
彼の見せた主人公や弟への深い愛に、是非打ちのめされて下さい。
終盤の主人公と彼は、神産巣日が指南所で嫉妬するほど、イチャイチャです。
空疎様、ツンデレ確定なんて言ってすみませんでした。貴方は、私が出会ったネオロマ史上一の愛の男でいらっしゃいます。玉依姫と御幸せに…て言うかファンディスクでまた、お会いしたいな〜(^-^)
と言うわけで、初プレイでいきなり空疎尊恋愛エンドを迎え、ツンデレ尊の仮面を暴き、彼の愛に腰抜けになった私からの感想でした。次は古嗣ルートになりそうですが、とても楽しみです。
ストーリーを流れる音楽がとても綺麗で、藤田さんの歌もタイトルの「白華の檻」にぴったり。今作のテーマは、主人公が負った罪を主人公自ら乗り越えて浄化することのようなので、繊細さの中に芯の通った音楽がとても合っています。イラストがいまひとつしっくり来なかった私が序盤を乗り切れたのは、美しい音楽があったからかも知れません。
ではでは全国の玉依姫様がた、序盤の辛さを乗り越えて、是非ともツンデレ空疎尊を愛の男にし、愛に打ちのめされ、次なる愛に進みましょう！
アニメ｢Rio -Rainbow Gate!-｣の出演声優4人によるユニット"らぶ・ルーレッツ"による表題曲とそのTVサイズVer.、さらにリオ(井上麻里奈さん)のソロ曲｢ふたりのルーレット｣を収録。
表題曲は明るくキャッチなメロディと、電波チックな歌詞、さらに楽しい合いの手やセリフが入り、聴いている側にもノリノリな気分になれます！やみつきになること間違いなし。私もヘビーローテーションしています！
｢ふたりのルーレット｣は表題曲よりいろいろと落ち着いた作りですが、大人の魅力あふれる歌詞でこちらも良くできています。
あの夏でこのゲームをコンプしてから、結構時間経ちました。
その間にも、時々にこのゲームを思い出します。科学部のみんなと一緒にいたあの夏を思い出します。
そして切なく、暖かい気持ちになり、勇気をもらいました。
乙女ゲームは結構やりましたけど、正直夏空ほど、
心の深いところまで触れたゲームは今までなかった気がします。
友情とか、仲間とか、絆とか、恋とか、後悔とか、怖さとか、
そういったどこにでもあるテーマで、そして
現実から逃げたい気持ちと、今に留まりたい気持ち、
誰にでも体験する気持ち、このゲームは本当にうまく表現しています。
私はちょうど結構迷う時期にこのゲームに出会っていたので、
心が洗われた気がしたと言っても過言ではないし、
実際その後は、このゲームは本当に励みになっていました。
私にとって、もうゲームの存在を越え、
私にとって夏の大切な思い出になっています。
そして何よりしっかりしたシナリオです。
ループもので何のバグもない時点でもう素晴らしいのに、
それ以上に話はまとまっています。
そして個人ルートは一つ一つばらばらの物語ではなく、
本当は合わせて、最後の真実ルートによって
一つの完成の物語になります。
そしてそれはシステムによってうまく反映され、プレイヤーの手によって完成します。
このレベルの完成度の乙女ゲーム、なかなかいないと思います。
人の心を動かす力を持つゲームです。
まだ迷っていたら、ぜひこれを手に、夏の思い出、体験してみてください。
きっと、久々にでも、涙は出ますよ。
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